📕講義補足その３🤗2019/04/18 127、Aの認識 126、「量子はあるか？」 「輪廻とDNA」125、 「輪廻は神」124

 補足も「その3」にしました❣️

 

🔴【重要】  仏教は「真理、真実」によって「法楽」を得る教えですから、

「重要なことは」《論拠》より《論点》です。

釈尊や親鸞が「言っていようがいまい」が、「理」として「論」が《通るかどうか》です。

「ルールは国王が決める」というのは「国王」の《自我基準》ですから「論が通り」ません。

「理の論」について《我》が入るものはすべて「論に反して」います。

「無我、非我」に基づく「論」として「教行証文類」などを「解釈しなければ」仏意に反します。

また、「結論や社会的意義」の「ない論」は「戯論(けろん)」つまり、お遊びの論でしかありません❣️

 

【教行証文類講義その3】

https://r.goope.jp/sainenji/free/kougi3

【補足その２】

https://r.goope.jp/sainenji/free/hosoku2

【教行証文類を読むために重要なポイントになることを限定して書いてる「仏教解説」】

https://r.goope.jp/sainenji/free/buddhabase

 

 

⭐︎🌟「スゴイ本が出ました🌟⭐︎

 

これを読めば、「仏教学」と「真宗学」が一気にわかります‼️

本「講義」と一見矛盾したように思える箇所があっても、実は同じことを言っていることがわかります❣️本「講義」は、大乗仏教と原始仏教」からの観点からで、この本の内容は、主に「原始仏教と倶舎論(アビダルマ)唯識」からの観点です。

3,000円でこの内容なら、お金出して「どっかのテキトーな講義」を聞きにいくよりいいです(≧∀≦)

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☆なお、「このセンセ」云はく、「勧学という立ち位置にならないと教えても真剣に学んでくれないから」という、《真意》は「このA」が「師」と仰ぐ所以です。

「勧学」になったパーティすら「披露すら」されません。

ましてや「勧学」という立場は、この本の著者紹介に「サラッと」書いてあるだけです❣️

そして、「たんなるローカル布教使のAの話」なんかほぼ「まともに聞く僧侶」は少ないですから、「このセンセ云はく。。」は理にかなっています(≧∀≦)

 

ーーーーーーー補足その３🔽

 

127、有はあるか？

 

説一切有部の論を「倶舎論」として、世親は「存在について五位七十五法」は有であると論じた。

しかし、龍樹は「我も法も空」であるとした。

そして存在は「仮和合」と論じたが、「和合する元になる」当時でいう「五大」は存在するのか？

五大も空であるなら、すべての存在を説明できない。

なんらかの有があって「存在」は成り立つ。

龍樹は、すべて「空」であるが故に、空もまた空であるから「空亦復空」と論じているが、

「空」も「亦復空」ならば、「亦復空」を成り立たせるなんらかの「有」がなければ、

「仮和合」すら起こりえない。

そこで、世親は「唯識を論じて」、「五位百法」の有を論じて、それは「阿頼耶識」に薫習される「種子」だとした。

 

これは量子論でいうところの「量子」であり「元素(原子)」であるといえよう。

また、「一般相対性理論」の「光の速度とそれ以外の速度」において観測される時間のスピードは異なるけれど、相対すると「同じ」と観測されるけれど、事実は「次元が異なっている」、つまりすべてのひとや存在は、まったく違う次元を生きているのに、同じであると錯覚しているということと変わりがない。

 

あなたがなにをどう認識しようと、それはすべて「あなたの認識」でしかなく、他の人は「まったく違う次元にいる」ということがわかっていないということを意味する。

そういうことを「唯識論」はいっている。

 

こういう論が「人間として生きていくうえでの世界観」そのものであるから、Aが感じている世界はすべてAの「世界観」でしかない。

昨日までに少しお知らせに書いたことは、Aの世界観のなかで起こっている「状態」でしかない。

だから、お知らせは、AがAに向けて「知らせたこと」でしかない。

こういう「仏教の論」は「真理であり」、「物理学も真理」であると言える。

Aの認識の中の皆さんはどういう「認識」を生きているのだろうか。

 

 

 

126、量子は有るか？

 

中観派の「空」でいえば、「すべてが空」なので、仏教でいう「五大」(現代でいう量子)さえも「空」であって、それの「仮和合」したものが「存在」だというけれど、ならば「仮和合」の元になる(量子)も空であるなら、「存在の本質はなんなのか？

 

そこで「アビダルマ仏教(部派仏教)の犢子部」が言っている「プトガラ」だとすると、これは、「我」としての実体と変わらない。

そこで世親が「倶舎論」で「無表業」といっても「あいまい」なので、

結果「唯識論」を説くことになる。

 

諸法が空なら、「なにも存在し得ない」「五位七十五法ないし五位百法」は「法有」として「有」と言わなければ「存在自体がありえない」。

しかし「無我、空」を認めるなら、「阿頼耶識」という「識」のみが存在して、「法を認識の上から」存在として「認める」ということを論じたのです。

 

部派仏教の有部の時点では「世親」も、「我は空で有るが、法は実在」という「我空法有」を主張しなければならなかった理由である。

 

 

 

125、輪廻をDNAにたとえるなら。。

 

輪廻の主体「なにが輪廻しているのか」ということは、さまざまに議論されていますが、

とにかく「この人間種」を相続させている「なにか」があるのかないのか？

これを「アビダルマ仏教」(法の考察をする部派仏教)では、「命根」っていいますけど、

現代的にこれをDNAとした場合にも、人間種が生まれて700万年(1世代30年とするなら)

23万世代交代していて、両親の両親って計算すると「莫大な先祖の命根を受け継いでいる」と考えられるうえ、人間種の中にあるプログラムやデータは膨大な量であると言えます。

このデータやプログラムを「どう生きて」「DNA」の枠から解脱するのかっていう観点から見れば、

輪廻がいいたいことはそういうことであると考えるほうが「仏教」として「意味がある」論になります。

 

 

 

124、輪廻は「GOD」と同じ。

 

輪廻を信じるなら、私たちは「いのちのあり方」が、「輪廻」という「法則」によって規定されることになります。

つまり「法則」といっても「神」といっても、「無常無我、空」にとっては「必要のない概念」です。

逆を言えば、「輪廻」システムに規定されるならば、「神」に裁かれるということと「変わりがない」ことになりますから、「神」を信じているのと「論理上」かわりがないということになります。

 

 

 

123、「自灯明、法灯明」

 

釈迦が亡くなる時に「自らを灯し火とし、法を灯し火」にしなさい。

っていわれたといいます。

この場合の「自ら」というのは「我ではない自ら」としていることは、仏教の性格上間違いないと思うのです。

ただ「そう定義」すると、「釈迦」を含めて「親鸞さん」も「善知識」です。

 

そもそも釈迦は「教えを文字にしない」ということを弟子には「言っていた」ようですから、

「経典自体」が「善知識」とも言えます。

そうでなければ「仏教の原則」つまりは「真実」から外れます。

 

仏教の「ことば」すべてが、「色も形もないことばも絶えた真理」への誘導ならば、

釈迦が言ったから、言ってないからではない。

親鸞さんも同じ。

真理は「自ら」そのものに「現象化」していて「自ら」が「法そのもの」ということでしかありません。

仏教が説いている「根拠も論拠」「自ら」で体現するしかない。

ということになります。

 

 

 

 

122、あなたは真の仏弟子ですか？

 

「教行証文類」の「信文類」の註釈版216ページに、

8行目からの内容に「仏の捨てたもうを捨て、仏の行じたもうを行じ、仏の去らしめたもうを去る(文言は短縮)」ってあるように、「仏の教、意、願」に「随順する」ことが「真の仏弟子」って書いてます‼️

そのように「行じて」ますか⁉️

 

 

 

121、礼拝と屈服

 

「いつどうなっても仕方ない」「何が起こるかわからない」という姿勢で生きることが

「礼拝」でしょう。

「礼拝」つまり「南無(梵語でナマス)」が、「屈服」を意味していますから、

「人間が《自然》に対峙して《屈服》すること」を「礼拝」ということになります。

恭しくアタマを下げていても「心の中」で「このまま平安でありますように！」って願うなら、

「礼拝」にはなりません。

 

 

 

120、南无阿弥陀仏と帰命尽十方無碍光如来

 

なぜ「帰命尽十方無碍光如来」が真実則なのかというと、「光明」にしか限定できない。

つまり「無為法」(さとりそのもの)を表現しているからです。

 

「南无阿弥陀仏」は、無為法にも「阿弥陀さま」という《人格》有為法にもなり得るから「完全真実則」とは言えません。

つまり「真実と方便」にまたがるのが、「南无阿弥陀仏」

「真実則」でしか定義できないのが「帰命尽十方無碍光如来」なんです。

 

 

 

119、真実則と方便則は「二種深信」を必要とするかどうか❣️

 

「二種深信いりますか？」

仏教の「無常無我、空」を当然として「五念門、五果門」を行じることができるひとは「真実則」

【法蔵菩薩モデル(無碍光如来)コース】で行きましょう！

 

二種深信がないと「無常無我、空」を行じられないひとは「方便則」

【阿弥陀如来乗託(善巧方便)コース】を選びましょう！

 

っていうことになります‼️

だから「信文類」は「方便則」が多用されて、「善導さんメイン」になるんです。

 

 

 

118、親鸞さんと法然さんの決定的な違い‼️

 

親鸞さんは、浄土往生を「現生」にしたと考えなければ、スジの通らない論点が多くありますから、

この流れで解釈するにしても、そうでないとしても、親鸞さんが語ってる「さとり」は「滅度」であり、「無常無我、空」や「無為法、実相」などです。

これは「釈尊のさとり」を踏襲しています。

 

そもそも天台の「さとり」は、禅定(三昧、止観)による「特殊な精神状態」で、いまでいう「催眠(トランス)状態」です。

こういう点は「真言も同じ」です。

 

法然さんのいう「さとり」も同じで、「ただ現世では結果が出ない」から「浄土往生して修行した上でさとる(特殊な精神状態を得る)」という論調です。

だから「法然さん」は、《往生》を問題にして、「親鸞さん」は《成仏》を問題にしています。

往生を問題にするのは、そもそもの「浄土教」共通の論理です。

 

しかし、なぜでしょうか。

親鸞さんは「経典そのものの解釈」を変えてまで、「現生」に「正定聚」定義しています。

また、来迎もありません。

そして「成仏」(さとること)を課題にしています。

この辺は「いろんな学派共通していて異論はない」部分です。

 

そして「教行証文類」を読んでいれば「無常や空や実相や無為」などと出てきて、

「さとりの定義」が「釈尊」や「根本的な大乗仏教のさとり」に戻っています。

つまりは「色も形もなくことばも絶えた」真理からの智慧、真理に向かう「智慧」を行じることです。

 

「特殊な精神状態」を説いても論じてもいません。

この点は「大問題」です。

 

つまり「法然さんと親鸞さん」は違うことをいっているんです。

しかし、「親鸞さん」は、「釈尊」に戻っていて、「如来が出ようと出まいと変わらない真理」を

論じているんです。

 

この重要ポイントが「明確にならない」と、「真宗」がわからなくなります。

こういうポイントがあるから「法然は法然」「親鸞は親鸞」として解析する必要があるんです‼️

 

 

 

 

117、かなめ

 

かなめを書いておきます。(とくに方便則を行じるひとへ)

 

「煩悩」を動かすのは「その人ではなく、周囲や世間」です。

だから重要なことは《まず》は「周囲に振り回されない」ようになることです。

 

「周囲に何を言われようが、まずは《相手に向けて》南无阿弥陀仏」っていう「意味不明言語」を称えかえす。

まずは「そこから」です。

これが「第一段階」です。

 

そして、「周囲に振り回されなくなったら」

つぎに、「自我の煩悩に振り回されない」ように「自我煩悩に向けて」

「南无阿弥陀仏」って称える。

これが第二段階。

 

そして「自我が薄らいでいく」状態になってきたら。

 

つぎに「他をそのようにもっていく」「利他」ることです。

これが第三段階です。

 

この３つのプロセスを進むことが「行者」です‼️

 

 

 

 

 

116、「ルシファ」る‼️

 

「ルシファー」を神にする理由

 

「フリーメーソン」なんかで、「ルシファー」を「神」にしていることを

「悪魔崇拝」って言われてますけど。

これって「アンチな人たち」や「陰謀論ビジネス」の人たちがつけた「プロパガンダ表現」ですねぇ。

 

じつは、宗教的には「神」と「堕天使」と「人間」の関係は「複雑にいろんな議論」があります。

これぞ「サタン」っていう理解は、

「神」からはじかれたひとを救う「存在」が「ルシファー」っていうものです。

 

「神に背く」ってことで「サタン」っていわれてますけど、

これは「神サイド」のいい分です。

 

「〇〇〇の証人」「モルモ〇教」なんていうのも、「フリーメーソンの一部の人が作った宗教」ですけど、

「サタン」にそそのかされることを「警戒」するように教えています。

 

けど、「そもそもあなた方が言ってる《サタン崇拝者》が作った宗教」じゃないの？

って言いたくなります。。

 

Wikiにも「その宗教団体について」は書いてあります。

 

「ルシファーは福祉だ❣️」

ルシファーがしてることは「人間世界」に置き換えると、「福祉」です。

「社会適応できない人を助ける」っていう「発想、思想」です。

「神のような」できる人からは「弾かれたひと」を救済するんですから。

 

「神」はファンタジックな理想、「サタン」は現実です。

 

ユングっていう心理学者が、「ペルソナ(仮面)」っていってるのと同じなのかなぁって思います。

「みんないい仮面」をつけてますが、皆さんの「仮面の下はどんな顔ですか？」

ルシファーはそこに「共感」しているんです。

 

「神」の「いう通り」にしなさいって「現実的に無理」ですし、

「カトリックやプロテスタント」やいっぱい「派」があって、どれがマジ「神」なんかよくわかりません。

 

「ルシファー」は、「正直」です。

「こうでなきゃいけない」ってのがないんです。

 

「ルシファー」に見捨てられるってこともありません。

 

「神サイド」のひとからすれば「それが誘惑だ」っていうんでしょうね。

 

でも「神が裁く」ってそもそも「へん」じゃないですか？

「全知全能なのに。。」「裁かなくてもわかるんじゃないでしょうか？」

「論理に矛盾がある」って思うんです。

 

わたしは「神サイド」の方にケンカを売るつもりはないんです。

わたしがいろいろ「宗教を研究したうえでのわたしの判断」です。

 

「悪魔崇拝」っていうけれど「崇拝」っていうまで「のめり込んでいるひと」は、

フリーメーソンの方でも「見たことがありません」

 

単に「現実を見てるひと」が多くて「ファンタジック」な世界観で「神」を信じてるっていうひとはほぼいません。

 

〇プロビデンス

フリーメーソンなんかでは、右目が「ルシファー」、エジプトでは「ラー」の目で、

左目が「プロビデンスの目」っていわれてます。

 

これって「人格的な神」じゃなくて「宇宙の摂理」をあらわします。

だから「現実的」だと思っています。

 

「堕落」ではなくて「神も誰も救わないルシファー」が「宇宙摂理」につながる。

「こういう考え方」ってなんとなく「阿弥陀如来」的でおもしろいですね‼️

 

「ぜんぶ原子」っていう「物理から見て」も、「堕天使」にせよ「神」にせよ、

ぜんぶ「原子や量子」つまりは「自然な宇宙の摂理」って思ったら「納得」です。

 

「ルシファー」や「プロビデンス」って、けっこう「科学」なんですよね❣️

「矛盾がない」うえに「科学的」だからおもしろいんです(*'▽'*)

 

https://chigsa.jp/free/lusifer

「ルシファ」ってます(*'▽'*)

 

 

 

 

 

115、世俗の現実

 

僧侶や住職は是非読んでください👇

世俗をもっと知るべきです(≧∀≦)

https://r.goope.jp/sainenji/free/ohanashi

の32、33‼️

 

 

 

 

114、諸仏世界にいる衆生や女人、そして37願

 

33願からいくつか「諸仏世界」に「衆生」がいます。

また35願に「女人」がいます。

これらは、［4−22］に書いたように、仏の智慧で観るか、衆生の方便則で見るかの違いといえます。

しかし、「女人が女身を厭悪せん」って書いてる部分。

ここって普通にいえば「性差別」であるっていえます。

 

とはいえこんな風に書いてるのに、「母」という「譬喩」が「いい意味」として、仏教には出てきます。

この矛盾をどう考えるか？

 

ここは【扱い注意】ですが、基本的に「出産の問題」ではないかと思います。

母親が子どもに対する「愛情」を「慈悲」に例えるのは「世俗的には、基本的に理解できる」でしょう。

 

しかし女性が「出産する喜び」と「育児の喜び」が、やがて《言うこと聞かない子》って変化して、一生懸命育てたのに「親離れ」する。

また、「社会現象」が証明しているように「ネグレクト」にもなり、「子どもを育てる苦労」を「パートナーが協力しない」って悩む。

など、「女性ならではの生みの苦しみ育児の悩み」は男性以上のものがあります。

脳についても、女性は「右脳と左脳の間」にある「脳梁」が大きいので、「脳の中での情報の伝達量、処理量が男性より絶対量として多い」から「男性以上にいろいろなことがわかる」ため、

逆に「情報処理」が多くて「重荷に感じる」こと(ストレス)も多いといえます。

「男性より賢く立ち回れる人は、それを強み」にしますけど、そういう女性の絶対数は少ないといえます。

ダイレクトにいえば「釈尊的」には「苦を生まないほうがいい」っていうことで、

倶舎での十二縁起の解釈のように「母胎に着床した時に《無明》がスタートする」なんていう解釈からしても、「女性」という「性差別」ではなく、

「女身」「女像」という「肉体そのもののあり方」を言っていると思うのです。

現代では「いい商品」があるけれど、むかし「女性の《生理》」というのは、ある意味大変だったと言いますし。。

だからこの願文に「女人」→「女身」→「女像」って変化しています。

☆☆☆

つまりここは「性差」ではなくて「身差」をいうてると分析できます。

☆☆☆

また37願に「諸仏世界の人天」が「五体投地」の「礼拝」をすることについて記述があるのも、

「方便則」で「我を破ること」について記述してるという意味でいえば「男性も女性も」《五体投地》することで「真如法性」という「妙覚に至る」のですから、

あえて35願で「女身」について記述されているのは、「女性の大変さ」への「配慮」ともいえます。

「諸天人民」であり「諸天・男子」ではないのです。

だから「母」と意味づけられる「女性」の「心」は「方便則」で「好意的」に扱われるのです。

☆☆☆

この補足3の114は「腹に落ちて理解できない人は扱わない」でください。

☆☆☆

 

なお、古典的に「女性」には「五障三従(ごしょうさんしょう)」の業があるっていう限定解釈するのは、安易であると思います。

「女人」→「女身」→「女像」という、「女身→身体」「女像→形」ですから、「女性という性の存在」を論じているのではない。

あくまでも「身体の差」を論じている。

と解析できます。

 

 

 

 

113、迦葉菩薩さん❣️(かしょう菩薩)

 

この菩薩さんは、「涅槃経」に出てくる「在家の菩薩」ですねんけど、「真宗もそもそも在家仏教」なので、「出家者」はいません。

「出家者」は「所有のない状態で行じる者」ですが「真宗僧侶は所有のなかで行じる」以上、

「真宗の僧侶もご門徒も、教団に属さない人も、行者は全て在家の菩薩」です。

これを「親鸞さんでいえば」《非僧非俗》っていうことになります。

「出家僧侶でもないけれど、世俗の価値観で生きるものでもない」ということです。

「門徒さんや寺院生まれでない僧侶」を「あの人は在家から僧侶になった」っていうような言い方がよく使われますが、「そもそも真宗僧侶は《みーんな在家》」です。

 

 

 

112、ぜーんぶまぼろし‼️

 

365ページの後ろから3行目の問答から368ページまでには、『《さとり》もなにもかもが、じつは《幻》(化)です』って書いてて、

「新発意の菩薩」っていわれる「さとりに向かおうとするスタートラインにいる菩薩」が「ぜーんぶ幻(まぼろし)です」って聞いたら怖がるから、あえて「生滅するものはまぼろしで、不生不滅のものは《幻のようなものではない》っていうてるけど、じつは「ぜーんぶ《幻》」です。

っていう記述について。。

 

これは、「色も形もなくことばも絶えた」「《不確定》《無常無我、空》ということ」が「さとり」という言語で定義《確定》された途端「さとり」ではなくなるってことです。

 

だから「空は非空で、非非空で、非非非空で。。」って果てしなく続きます。

円周率(3.14159265。。)とか「100➗3＝33.333333。。」って感じです。

 

「浄土はさとりの世界です！」「阿弥陀如来は常住です」ってのも「幻(化＝まぼろし)」なんです‼️

 

 

 

 

111、「喜怒哀楽」は煩悩か？

 

「喜怒哀楽」もこの感情自体を煩悩かっていうと、「如来は哀れみたもう」なんていうんやし、

そもそも「方便則」は「感情タイプ」の人向けですから、「方便則」では「感情表現」が多いんです。

けど、「喜ぶ」というのも「利他を行じる」ことによって「正定聚(初地)」の「なかま」になったっていう「お互いが和合して歓喜地」になった喜びです。

「楽も法楽、真楽」これを「妙楽勝真心」っていいますけど、「世俗の楽」ではないんです。

「世俗の楽は苦の裏返し」ですから。。

「怒り」も「さとりを妨害する者を怒る」っていう意味の「阿修羅」ってのもありますけど。。

「怒り」のほとんどは煩悩でしょうねぇ。。

とにかく「方便則」の中には「感情表現」は多いですから、注意が必要ですね❣️

 

 

 

110、「自力と他力」もう一度。

 

「行じる」ことは自力か？

「自分のために行じる」のを「自我(自利)行」っていうて、これは「自力」

「利他のために行じる」のを「利他行」、これが「他力」

そこに「自我があるかどうか」ってことです。

 

「五念門行」も「称名」も「わたしが浄土にいくため」なら「自我行」

「五念門行」や「称名」で「現生往生し荘厳功徳」を観て、「利他を行じる」なら「他力行」

 

 

 

 

109、「いい天気ですね！」は煩悩か？

 

「天気にいいも悪いもない」って、真宗の法話でよくいいますが、

これって「日本人特有の天気を媒介にしたあいさつ」なので、「善、不善」のいずれでもない、

「無記」にあたるでしょう。

けど、ここから「天気が悪いと腹がたつ」とか「いい天気でUVカットしやなあかん」とかいうてると煩悩になります。

 

日本人は「ダイレクト」に「ひとと関わらず」、「お天気さん」が仲介者になるケースの多い民族です。

お茶室などの「掛け軸」も「この掛け軸は。。。」って、「会話のきっかけ」になる「媒介者」なんです。

それは「煩悩」だとかいうて「目くじらたてる」方が煩悩なのかも知れません。

 

 

 

108、ことばが作られ、ことばに動かされる。

 

「都市伝説」っていうことばで「追求する人が減る」

「陰謀論」っていうことばで「マジな陰謀がそのまま通る」

「自己責任」っていうことばで「責められる」

「パワハラ」っていうことばで「指導できない」

「自由と平等」っていうことばの並列が「成立しない」ってわからない。

「銀行返済は利益から」っていう「ルール」が苦しめてくる理由がわからない。

「利益、コスト、売り上げ、資産」の違いがわからないから会社経営がしんどくなる。

「利率」を考えないから苦しくなる。

「インフレ」っていうから「お金を作ればいい」という単純なことができないと「国民は思い込む」

 

こういったことは、

すべて「ことば」で定義されている「ことがら」ですが、

意図的に社会に「新しいことば」が流されて、「このように思い込まされて苦しむ」

意図的ではなくても「このことは当然である」と「思い込むことで苦しむ」

人間が「ことば」によって「動かされている」ことを知れば、

「さとりの智慧によることば(真実言)」が重要だとご理解いただけるのではないかと思い、

羅列してみました。

 

 

 

107、右と左「write」

 

どっちが上座(かみざ)？

京都標準「左」だから、京都の地図を見てれば「向かって右が左京区」「向かって左が右京区」

これは地図に向かうとそうなるけど、「御所から見れば」左右が反対になるんです。

でも。。「さとりの上ではどーでもえーこと❣️」さとりに上も下もないし、右も左もないんだから。

そのうえ、「関東では逆」「国際標準も逆」だから「write」‼️

天皇も皇后さんと並ぶ時はほぼ「世界標準」にしてはるってことです。

最近こういうどーでもえーことにこだわる「仏教者」がいるので、とりま書きました❣️

 

 

 

106、ほぼ「現世利益和讃」について語られない理由

 

現世利益和讃には、かなりいけてる表現が多いです。

「息災延命」とか「早死にしない」「いろんな神仏が守ってくれる」「悪鬼神は恐れて逃げる」

「七難消滅の誦文」「五道の冥官(冥土の役人？)」まぁ。。

真宗で「こんなんいうていいんでっか？」ってな内容がスゴいんです。

 

これがまた、「浄土和讃」の後にあって「高僧和讃」の前にある。

どう理解するのか？

つまりは、教行証文類の「真実則」と「善巧方便則」で仕分けて理解すれば、簡単に理解できます。

 

これは、すべて「化身土文類」にあるように、「いろんな迷信や邪教に迷っている人を念仏に誘導する入り口の一歩前」いわゆる「《礼拝→近門》まで誘導する《方便則》だ」と推論すれば、スムーズに理解できます。

 

しかし、「善巧方便則」つまり「阿弥陀如来ストーリー《そのもの》」を「真実則」だと理解していると、

この和讃も「真実」やって読まなあかんから、「なるべく触れないようにする」っていう取り扱いになります。

っていうか「なってます」。。ほぼだれもこの和讃に触れず、避けて通ってます。

 

教行証文類の流れのように、「浄土和讃」で真実と善巧方便を讃嘆して、

「化身土文類」のように「偽」を誘引する。

(19、20願を方便(仮)という以上に下ろした方便で「外道に迷う人」を誘引する「対機説法)

だからこの現世利益和讃は「善巧方便」に誘導する「マジレベルを落とした方便」だと推論できます。

さとりの智慧が慈悲として「表現展開するとき」は、いろんな「言説化」をします。

 

しかし根本である「無常無我、空」の「法の原則は変化しない」ので、

親鸞さんの著述はかなり多いけれど、「根本は変化してない」ってのが、親鸞さんですから。。

いきなり「こんなご利益いうてる」ってことやないんです。

 

だから、現世利益和讃のラスト手前から「無碍光仏のひかりには、無数の阿弥陀ましまして。。。」という、

「無碍光仏→法界縁起《毘盧遮那仏法則を使って「無数の阿弥陀」》」っていう「真実則」で終わっていきます。

ここの「無数の阿弥陀」(法界縁起の真実則)がラストの「十方無量の諸仏」(善巧方便則)で終わっています。「無数の阿弥陀」は→「十方無量の諸仏」に展開するってことです。

今日「お尋ね」があったので、あえて書きました❣️

 

 

 

 

105、高田派の仏壇

 

 

 

あくまでも西念寺別院は、「真実則」メインなので、中心は「無碍光如来」です。

高田派のご門徒さんとご縁があり、引っ越しに際して「仏壇を小さくする」ということで、

あえて譲っていただきました。

「方便則」もあるほうが「一般の人」にはありがたそうですし。。

☆現代は「迷信信じる派」と「信じない派」が混在してるように、

「真宗は迷信ではない」のは当然ですけど、「わかりやすい事例」として記述しています。

 

たとえ現代といえど、ほぼ高齢の方などにとって「純粋真実則」だけでは、「物足りない感じ」もあるので、お譲りいただきました。

 

☆「道場」と「小さなお寺」の「真実則」と「方便則」の《功徳荘厳》になりました。

 

このお家の方は、以前、三重から滋賀に、来られていて「その時におばあちゃんが買い替えた仏壇」だそうです。

けど、また引っ越されるにあたり、「小さい仏壇にする」ということだったので頂きました。

「滋賀の仏壇屋」さんから買ってはります。

 

そういう点で「御紋」などは、あいまいです。

これを「譲っていただくかどうか」検討する上で、いろいろ調べましたが。。

とにかく全国の「仏壇屋さん」で「真宗」って言えば、「お西かお東」。。

「真宗十派のものすべてはほぼありません」

けれど、この仏壇は「可能な限り《高田派》を再現」されているようです。

 

「ご本尊は、ご本山からいただかれてはいない、プリント本尊です。。」

Aは、お西みたく「本尊は本山から」ということなのかどうか、《高田派さんのシステム》は知りません！

（￣▽￣;)。。。

「マジ高田派仏壇」は「親鸞さんの御影」は「正面向き《真向き》」のようですけど。。

☆この仏壇の《ベースは「お西」の仏壇》のようです！

 

とはいえど。。

 

真ん中が「阿弥陀如来」

向かって「右」が「親鸞さん」、

向かって左が「無碍光如来」と「不可思議光」それも《親鸞さん真筆写し》。。

 

このような「方便則」を入り口にして、「真実則」に誘導するというストーリーを定義「荘厳」されていることに驚きを感じます‼️

しかも高田派のお勤めは、朝「正信念仏偈」夕「念仏正信偈」という、「真実則」と「方便則」をお勤めしているということも「教義の内容」が実践されているという驚きがあります❣️

 

昭和のバブル期に「生長の家」という新宗教があり、かなりの「識者」が「マジ入会」していました。

Aもその「教祖」の話を聞いたことがありますが、

「ご利益や神仏の姿は入り口に過ぎない」「《諸法実相》を会得することが目的である」と話していたのを明確に覚えています。

とはいえ、なんとなく「マジわかってるのは”谷口雅春教祖”だけだった」と思います。

しかし、この宗教も「やはり《自我行》」のようなので、「全て納得できたわけではなかった」から「お西」にいます。

だからなのか、今この団体は、いっときのような「勢い」はないようです。

 

なんやかんやいうても、「本願寺」には、

「いろいろな資料」もあり、「真実を教えてくれるセンセ」もいて「そういうご縁で、Aは真実則へ誘導されたのです」

これを「おかげさま」とか《いうこともない》のが「真実則」なので、Aは「30年ほどの幅のある定点の現象」ということで「お西」にいるとも言えるし、いないともいえます‼️

そもそもAすら「いるともいないとも言えない」のですσ^_^;

 

とにかく、親鸞さんの示す「真実則」のための「方便則」を明確にした「仏壇の荘厳」に驚いています。

「これは仏壇ではなく《小さなお寺》」っていう定義だそうです。

《これは、お家の方が「三重の高田派のお坊さんから聞いた」ということですが。。》

まぁこのような言い方を、Aは「お西」では聞いたことがありません。

「お寺と同じです」という表現はあっても「小さなお寺」という文言は聞いたことがありませんでしたから、「なるほど。。」って「頂きました《小さなお寺》」っていうことです。

 

とにかく「方便法身」の脇に「真実則」(無碍光、不可思議光)と「親鸞聖人」が示されていて、

仏壇の荘厳が「教行証文類」(真実則)「浄土文類聚鈔」(方便則)をあらわしています。

 

仏具もありますが、当院のお勤めなどは「あくまでも《当院中心》の《帰命尽十方無碍光如来》の《真実則掛け軸前》でします」ので。。

日常の「お供え物」や「お参りの方のお供え」(讃嘆供養物)を置くように「あえて」仏具をあれこれと置いていません。

「ムチャええ輪灯」など結構な「仏具」もありますが、あえて「真実則優先」なので、最低限の荘厳のままにしています。

 

「お供えを置くところ定義」でお勤め、お参りしています！

一度お参りくださいませ❣️

ちなみに「マジ高田派仏壇」はこんな感じです👇

 

 

 

一応、この仏壇屋さんと、Aとは「俗世的には、なんの縁もゆかりもありません」が、

「マジ仏壇写真」の出どころです。

「俗世的に」っていうのは「真実則」でいうなら、「すべてが一即一切」(法界縁起)だからっていうことです。

 

 

 

 

 

 

 

 

104、Aは「親鸞さんを敬っていない」わけではない❣️

 

Aの論調を「親鸞さんに無礼だ」という人があるらしい。

しかしAは、「尊い人を敬うグループのリーダーになりたくない」だけである。

「ともに親鸞聖人という素晴らしい方を敬いましょう‼️」という《グループのリーダー》になりたい人が多いようである。

いわゆる「善知識(ぜんじしき)」っていわれたい人である。

 

つぎのリーダーは誰だ‼️。。「それは私だ」って思われたい人が意外に多いと分析できる。

それは「なにを武器にするか」ということであろう。

 

「教団の立場か？」「立派な人というサマか？」「すごい学者か？」「話のうまい布教使か？」「多くの知識か？」「親鸞聖人を敬っているという《虎の威》か？」なんでもいいけれど。。

 

なにかを「武器にして」。。「どうなりたい」のだろう？

「ファンを作る？」「作ってどうなる？」

《ファンがいたらほぼ継続的に「収入になり、賞賛を浴び、自我名字が残る」》

としても《そこになにがあるのか？》

あるとすれば「苦の連鎖でしかない」ことは、ほぼ間違いない。

この「補足3、101」の「釈尊が息子にしたこと」は「苦の連鎖を断ち切ること」だったと思われる。

 

Aがもし「大学教授や和上」だったら、この「講義」は批判を浴びる論調である。

Aがもし「布教使」として書いていれば、この「講義」は無礼な言論になる。

Aがもし「ご門徒」なら「もっと敬いの気持ちを持って」と指導される。

 

Aは「親鸞さん」や「釈尊」の「真実」を《どうすれば伝播することができるか》ということを、「自然」の流れで書いているようである。

 

Aは「上記のどれでもない」「存在するわけでもしないわけでもない」。。

Aは「自ら講義を書いている意図や意識もない」「あるわけでもないわけでもない」

Aは「この講義」を「すごい」と思っているわけでもない。。

Aは、特に「誰かから」「すごい」という「修飾語」を以って「賞賛」を浴びたところで「全く意味はない‼️」と「事実」思っている❗️

Aは「Aとしてすら存在しないわけでも存在するわけでもない」。。

Aが「俗世」において「経済活動をしている」と《勘違い》するのは結構であるが、Aは「若いひと」を《育てているだけ》であるというのが、Aの生命体のベクトルである。

Aは「俗世社会不適合者代表」であると言えるかもしれないし言えないかもしれない。

 

Aは「講義」を「親鸞さんの教えを《真に理解したい》といういくつかの《依頼のベクトル》」によって書いている。

もちろんA自身が「これが親鸞さんの真意です」というつもりもない。

「親鸞さん自身ではない」からである。

 

たとえ「親鸞さん自身」であったとしても、暁烏さんが書いているように。。

「自身が自身の中で変化すること」も充分ありうる以上、定点で「親鸞さんの真意」を確定できない。

 

このこと、「つまり全ては不確定である」という「無常無我、空」は「誰にも否定できない事実であり、真理である」。。

これを「アタマの中」だけではなく。「どう現実化するか❣️」ということが「最重要課題」であり、

「親鸞さん」は「教えを具体的に現実化して菩薩道を生きた」と考えられる。

 

それを「モデルにして生きる」「法蔵菩薩モデル」が、「仏の大悲心を学ぶ」ことだと「善導さんも《方便則》の目的」としていることは解析できる。

 

「利他行がそのまま《自利》」になること以上に「他利によって利他行をする」「他利利他の深い意図」が「浄土論、論註」が示す「具体的ないのちのあり方」であろう。

「自利利他」には「自」が存在するけれど「他利利他」に「自」は存在しない‼️

 

「釈尊も親鸞さんも一切の存在も、当然Aにも」「自」は存在しない❗️

 

そのために「敬うこと」以上に「より多くのいのちにおいて、真理を現実化できること」。。

「より多くのいのちが《法楽、真楽を得る》ことの方が重要である」と「A」のいのちは「動いている」。。「他利を利他している」。。

【優先すべきは敬うグループのリーダーになることではなく、他利利他を行じること《法楽の伝播》】である。

そしてそれは「アタマからアタマへという知識から知識」ではない。

「真の伝播」とは「いのちのありようからいのちのありよう」という仕方で「現実化した形式」でなければ「ウソ」になる。

 

「世俗の価値は《敬うこと》が重要かもしれないが、およそ仏教「出世間」においては《さとりの智慧を生きることでさとりの智慧が伝わること》」が重要であると考えられるために「無礼であるかどうかは問題ではない。」

重要なのは、「たとえ一人であれ、在家において《非俗》を生きる人が生まれること」である❣️

 

 

 

 

 

 

 

103、真宗は難しくないのです。

 

誤解を恐れず単純化すると、「阿弥陀如来」を完全に受け入れれば、「私の煩悩や世俗に振り回されていることが見える」ので、見えたら見えただけ、その「反対方向へのベクトル」に進めばいい。

 

だから煩悩があってこそさとりの方向がわかる。

煩悩が菩提に転じること‼️

 

そしてそれが「如来の願いを私の願いにする」ということ。

願いは方向と着地点ですから。

 

そして「如来の行ずることを行ずる」

行は、方向への行動と推進力ですから。

具体的には五念門行

礼拝(如来を受け入れ自分の煩悩に慚愧し、如来名字に生きる)

讃嘆(如来の教えに生きる素晴らしさを伝える又は称名する)

作願(法蔵菩薩の四十八願をいただき、さとりへの願いを決定する)

観察(さとりを見るかのように「現実の捉え方」を変える)

回向発願(そしてそのように方向転換して進む)

なかでも、讃嘆が「利他」を促すので、中心となります。

そしてそれが「五果門の薗林遊戯地門」→「さとりの上での利他行」になります。

 

そういう生活を具体的して、自分の実践に基づいて「法」を伝える(讃嘆する)

布教というのはそういうことです。

 

 

 

 

 

 

102、親鸞さんの論調

 

教行証文類など親鸞さんの著述では、文言の意味を細かく使い分けています。

仏の智慧は、さとり＝智慧、仏恵のような文言は仏が恵む、なので意味が全く違います。

諸仏が讃嘆するときは、異訳大経含め「名字」そしてそれを受け取って「利他」するときは、私が讃嘆主体に転じるので、「号(喚ぶ)」を含めた「利他行」になります。

そして、これらを「浄土論(論註)」で抑えるので、利他の「讃嘆門」と「薗林遊戯地門」に定義されます。

仏恵についての明確な定義そのものはありませんが、推定できます。

親鸞さんは論調がわかれば、理解しやすくなります。

 

なお、「名づく」という文言が多いのは「十二縁起」の「名色」で理解するとよくわかります。

また、華厳経を論理の中心にされているので、「一行即一切行」と念仏を位置づけています。

 

また、涅槃の徳についても「大我」すら載せていません。

「自我行」は十八願のように思えるものでも、「完全他力」でなければ認めていません。

そして、教行証文類には、「真実則」と「善導以降の観経による完全善巧方便則」に分けています。

こういう論調がわかれば、定義されていなくても演繹的推定は可能です。

 

 

 

 

 

 

101、世尊と弟子のパワーバランスそして「非常識な仏教」

 

教行証文類を読んでてよく、仏と弟子の問答が出てきますけど、

弟子はけっこうあつかましい「問い」を「ど直球」で「釈迦に投げて」ますけど。。

「釈迦もさらりと回答してます」

こういうパワーバランスが平等な関係が「仏教教団で和合衆(僧)」なんだろうなって思います。

真仏土文類の【17】の迦葉菩薩が「なんであなたの息子を出家させたんですか？」なんて、

「むちゃくちゃど直球」ですやん‼️

ほんでまた、その回答が「息子が国王になったら仏教を破壊するかも」って。。

日本の一般常識なら「そもそも釈迦はもっと親を大事にして、釈迦族を守るべきだし、自分が出家したくてしたのなら、息子を王にして釈迦族を守らせるべきなんじゃないんか❗️」

「聞くところによると、釈迦が親子ともども出家したために、釈迦族は崩壊したらしいやんか！！」

「そんなことは人倫に背くことやないんか‼️」

「だいたい、嫁と息子を捨てるようにして、出家した時点で道徳的ではない❗️」

「息子が生きながら地獄に行くようなことをしたなら、それは《父親の身勝手な行ないに反抗した》んじゃないか❗️」「息子に同情するわ‼️」っていう方も多いでしょう。

 

けどけど、仏教は「真実真理」を説いているので、「世俗の常識や価値観」にあわないのは当然ですから、

「世俗受け」する「はなし」たとえば「お浄土でまた会いましょう」なんていう話しは、たいがい「世俗の持ち越し」で、「仏教」とはいえません‼️

「世俗では非常識」だから親鸞さんは「人倫の嘲りを恥じず」っていうてはるんでしょ❣️

 

また、仏教の「真実則」は「クールでドライ」です。

「穏やかで優しい」なんていう雰囲気は「真実則」にはほぼ皆無です。

先ほどの「迦葉菩薩」の「息子さんをなんで出家させたんですか？」なんていう問いに。。

「サラッと回答する」なんて、「クールでドライ」な「知性化されている人」のやりとりです。

「ブッダのことば」を再読してみてください。

https://r.goope.jp/sainenji/free/buddha

 

もし「情」がここに入ると。。

「お前には関係ない！」とか「息子を出家させた理由を君に話す必要などない！」とか、

「深い事情があるんだ！」って感じの回答からスタートするでしょうねいぇ。。

 

「釈迦はかなり前頭葉な人」「智慧の人」だったようです。

ですから「慈悲」は「智慧」に誘導することを「目的」にしています。

そして「さとりの法楽や真楽」はこの「さとりの智慧」に落ち着かなければ「得られない性質の真楽」だといえます。

 

「究極の楽は世俗にはない❣️」ってことです。

「さとりの智慧を得るから《功徳荘厳》が観えてきて、真楽、法楽になれるんです」

「そのための阿弥陀ストーリー(願行)なのです」

 

仏教は「究極の非常識」ですから「煩悩から出てる常識っていう名の《俗世の価値》を《真っ白》」にして聞かなければ、いつまでも仏教はわかりませんし、「法楽」も得られません。

だから「信心」は「真実について疑いを無くすこと」「疑いの蓋を無くすこと」であると「行文類」や「信文類」で強調されるのです。

「真理をスッと受け入れた瞬間から、法楽の功徳荘厳のなかを生きられる」

「どうでもよかった世俗や煩悩の自我のしがらみから解放されて生まれ変わったようになれる」んです❣️

 

 

 

 

 

100、歎異抄さんごめんなさい🙏

 

歎異抄さんは、レベルを下げて親鸞さんがいったのか。

そもそも創作か？っていうのんは、教行証文類だけやなくて、「親鸞さん」となんか違うんです。

「文体もそうやし」いうてはることも「そうやし」。。

そもそも「脳科学」でいえば「記憶ほどあいまいなものはない」っていう現代の脳科学でいうと、

「耳の底に残ってる」っていう記憶は正確なんでしょうか？

かなり「勘違い」が入っているか、「親鸞さんがレベルを下げたか」「誰かの創作か」ってなります。

 

そもそも相談に来た時点で、「念仏は地獄に行くのかどうか」なんて尋ねてる以上「真実側面」やおへん。

あんまり「歎異抄」ばかりで学習されると「おかしな方向に行きまっせ」って、Aごときが「警鐘を鳴らし」ときます。

 

 

 

 

99、荘厳功徳について

 

そもそも「荘厳(しょうごん)」ってどういうことかお尋ねがあったので、書いておきます。

荘厳ってのは。。

サンスクリット語で「vyūha(ビューハ)、極楽浄土は「sukhāvatī(＝スカーバティ(幸福のあるところ「極楽」)と合わせてスカーバティビューハ」っていいます。

厳密には「浄土のサンスクリット語」は無くて、サンスクリット語には「スカーバティビューハ」っていう連語は無いようです。

 

ビューハってのは、（分配、配列）からきてて、《すばらしく整然と配置されていること》や《美しく飾ること》を意味してて、「荘」「厳」はどっちも「きちんと整える」 という意味です。

一般に荘厳（そうごん）って読むときも荘厳(しょうごん)と大差ないんです。。

 

つまり「雑然としている俗世」でも《仏智》で観ると「整然とした清浄な世界が見えてくる」「混沌とした現実は、じつは美しく飾られている」っていうことですねん。

《混沌》とした世俗に「悟りの功徳」が見えて来るっていう意味で。。

 

四十八願からその《智慧》を得られるようになっています。

例えば、第一願に「そもそも地獄、餓鬼、畜生ってのはないのに、凡夫がそういう世界を観てる」っていう意味が書いてあり、第四願までは「平等性」が説かれています。。

 

「荘厳」を「功徳(さとり)が荘厳されている」っていう「功徳荘厳(功徳を荘厳す)」と「荘厳(現実)に功徳(さとり)を観る」っていう「荘厳功徳」っていう言い方をします。。

 

☆「雑然としているように見える世間」に、「荘厳功徳」を観るのんが、「智慧の行者」なんです❣️

 

ちなみに「功徳」ってのは、「徳の功」ですから、普通に「単語」で言えば「幸せをもたらす功のある行ない」ってことなんですけど。。

 

曇鸞さんは、悟りの「真楽、法楽」っていう「さとりの果」をもたらす「行」を《真実功徳》っていうてて、、

俗世で「一般的」にいう「功徳」ってのは、悟りについては関与しないので《不実功徳》っていいます。

よく「人徳」なんていうのは「さとりと関与しない」から「世俗の功徳」をいうてます。

 

俗世の中に居ながら「仏智」を得て「悟りへ向かう荘厳功徳を観る」ことで、「現生往生」が証明されて行きます。

これが親鸞さんの「非僧非俗(出家の僧やないけど、世俗の価値では生きない)」の意味「在家行者」の意味やっていえます！

 

具体的にいうと「この出来事は《智慧》によって観れば《こういうこと》を教えているんだろうなぁ」っていう感じで、日々の出来事を「解明解釈」していくことです。

 

 

 

 

 

 

98、「更生の前後」(暁烏さん)って。。

 

また暁烏さんが出てきますが、24才ぐらいに全集を読んでいましたが、

最近こうやって教行証文類を書きつつ、教行証文類を詳細に読んでいて、

最近「フッと」いろいろ思い出して、思い浮かんだんです。。

 

暁烏さんの「更生の前後」は「往生の前後」だって。。

暁烏さんは「それ以前の愚かな行ない」を赤裸々に「公開」して、「その後」は「本願」に立脚してはります。

「つまり破我して、念仏の行者」として生きる「大転換」をしてはるんです！！

ほんでそこから「独立者の宣言」が出てきたのかって。。

 

暁烏さんの文章にも色々な変化がありますが、当のご本人が「いうことが変わるのは当たり前」って書いてはりました。

そりゃそうです。。

生きるってことには「変数」が多いですから。。

「無常」です。

 

けど、独立者の宣言から、不動の「いのちの本願」という内容に立脚してます。

お西の教学では「異端者代表」になっていますが、この人は「実践」という立場で「日々を行じて講義や法話」をしてはります。

「学問的では決してない」けど。。

なんか最近思い出しつつ、「妙に納得」しています。

 

清沢満之さんの「宗教哲学骸骨」なんかも、「あの時代にすごい内容」です‼️

今でもAmazonに売ってました❣️

 

 

 

 

97、暁烏さん「独立者たれ！」の意味。

 

お東の「暁烏さん」は「独立者の宣言」って書いてはりますが。。

「無常に振り回され」「群に振り回され」ってことから「脱出したくても」難しいってのは。。

 

「自我」を「大乗一乗」によって脱出して。。

「なにが起ころうと、人から批判されて孤独になろうと」「自然に根を据えて自己が仏法に立脚する」と「無常」を意識する必要がなくなります。

 

これが「自己を知る」「汝自当知」ってことやって「暁烏さん」はいうてはるように思いますねん‼️

 

「天災地裁」も「群(ムレ)てる人の心も”無常”」なのは同じことですから、

「ひとから裏切られようが、騙されようが、とにかく《無常原則、無常は当たり前原則》」で居られるんです。

 

ここで「如来の本願を自己として生きると自己ならぬ安定した《常》っていう自己」が出来上がっていきます。

こういう「実体験してる人は多い」んです。。

「特別仏教は知らなかったけど、人生の苦悩の中から、自然に智慧が生まれて独立者(脱出者)になった」

「早く仏教を聞いて受け入れていたらこんな遠回りしなくて済んでたかも。。」とか、

「仏教を聞いては居たけど、苦悩のどん底を経験して、ホンマやなぁ」って実感した人。

「仏教を素直に受け入れなかったから、苦しみのどん底を味わったけど、私にはこの遠回りが必要だったかも知れへん」とか。(三願転入みたく)

「ムレから脱出するのが怖かったけど、脱出したらマジこんなに楽になった」

などなど、いろんな実体験を通して「仏教」を証明してるひとが、現代でも多いんです。

 

だから「如来」によらない「声聞縁覚(二乗)」は、「無常を乗り越えるのに必死に自我から解放されよう」と「自我を行」じます。

しかし「自然の如来」に「名字を入れ換える」っていう「真実側面の五念門行」も。。

「称名讃嘆に生きる善巧方便行」も。。「易行」なので「内道」って言われます。

そういう意味で【12】の「外道」は「仏教以外」をいうてるんやなくって、

「自我の諸行」についていうてます。

 

「無常〜如来の《常》へ」ていうことと「自我〜自己の《独立者(脱出者)》ていうことが同じ意味になるんです。

「自己を知ることは本願を生きること」「如来道」です。

 

 

 

 

96、刹那滅のイメージ

 

倶舎論なんかでは「わたし」ってのは、「刹那に滅して、刹那に滅して。。」って繰り返しているって書いてます。

イメージはこんな感じです⤵️

https://r.goope.jp/sainenji/free/hosoku3

っていう感じで繰り返してるっていうことです‼️

 

 

 

 

95、「New表白」(教行証文類による)

 

なんとなくいつも表白を読んでいて、「しっくりいかない」ので、

とりあえず、「New表白」を作ってみました。

あくまでもご参考まで！

 

 

 

94、今日学習会をしていて。。

 

いつも私は《真実側面》でのお話をしていますが、「すっとその方がわかりやすい」っていう人と、

「なかなかそういう風になれないですよね」っていう人とありました！

 

前者の方も「頭には入るけど、行動には移せない人も多い」ようですが、

後者の人に「では、あなたは《方便側面》で学んで「白道を歩んでください」といいました。

 

そして、「なかなか、そうなれないですよね」の後に「そうなれない私だと阿弥陀如来に気づかされて、ほんとうに《愚かです》『南無阿弥陀仏』」って付け加えてください。。

 

っていいました。

「うちうちの仲間ではいいけれど、外でそれをいうと《謗法》にもなるし。。」

っていうと。。「それで腹に落ちました」っておっしゃいました❣️

 

「そうですよね。そうなれない私を《仏法のせい》にしちゃいけないですよね。。」って。。

「ご門徒さんとお話しするときも、今後はそうします‼️」って腑に落ちましたってことでした。。

皆さんも「頭ではわかるけど、実行は難しいというかた」は、

このように言ってください❣️

 

必ず「自然に同じゴール」にたどり着きます‼️

 

 

 

 

 

93、仏教の言い換えと日本語そして。。

 

まぁ仏教には言い換えが多いこと。。

真仏土文類で書いてる、

①解脱→虚無、②虚無→解脱

③解脱→如来、如来→虚無

 

なんて、「あたり前」のように出てきます！

 

これは「真理」っていう言葉では伝えにくいことを「ひとこと」では語れないから

シャーナイんですけど。。

 

だからなのか、なんなのか「日本語」には言い換えが多い！！

 

「元気？」って尋ねるのに「大丈夫？」っていうたりするから。。

日本人は、外国語を習得しにくい！！

 

「大丈夫？」って英語でどういうのか？

なんて考えるし。。

「Are you okay？」

これはおかしくないですか？

「How are you？」でしょ！

「元気ですか？」でいいのに。。

 

もちろんシーンにもよりますが。。

 

日本人は無自覚にいろんな言い換えをしてるって「自覚」すると「外国語」も習得しやすいかもって。。

話しがそれてますが、そのぐらい「仏教の言い換え」が影響しているのかも。。

逆に「言葉にできない真実を伝える」ことの難しさ。。

 

「風邪ひいて人」を「くしゃみ」といい「頭痛」ともいい「鼻づまり」ともいい「セキ」ともいい、

「発熱」ともいう！

「これをもって風邪というなり！」

「されど、くしゃみは即風邪にはあらず」「頭痛も即風邪にあらず」。。。

っていう感じですかねぇ。。

 

「とある状態」を説明するのに「いろんなありようがあるから。。」「いろんな表現(コトバ)」が必要になる。

そういう側面が仏教には多いんです。

 

「俗諦」(真理の言語化)をそう理解した方がいいです‼️

 

 

 

 

 

92、今さらですが「願行」について。。

 

法蔵菩薩には誓願のストーリーがあるから、あらゆる如来から「無碍光如来」を選んだってのは、

「願」っていうことが重要な要素だからです。

 

☆東京に行こうって「願う」と「方向と目的地点」が定まります。

「空間」だけやなくて「医者になりたい」というような「願い」も同じです。

 

じゃあどうやって行くか。

「新幹線に乗る？」「バスの方が安いからってバスにする？」

どうすれば「医者」になれるか。

「とりあえず勉強しなきゃ」「医大に行かなきゃ」

これが「行」っていうことになります。

 

☆だから「願と行が整って」さとりへ向かえるようになります‼️

法蔵菩薩の「四十八願」と「五念門行(特に讃嘆門行)」によって、「浄土の荘厳功徳」の中を生きることが「成仏になる」ってことになり、成仏することは「如来になる」ってことになります。

「四十八願の(智慧)」によって「荘厳功徳を行じていることが、自然に如来(慈悲)を行じている」っていう解釈です。(真仏土文類の［4–10］)

 

このように「願行具足(がんぎょうぐそく)」することで、「どういうさとりへ至ってどうなるのか」ってことが「明確になる」ので、「声聞や縁覚のさとり」じゃなくて「阿耨多羅三藐三菩提」っていう「大乗無上の涅槃に至って如来する」っていうことを明確にしているのが、「法蔵菩薩の願行」であるって「浄土論、論註」が定義したのです。

 

これが《真実側面》になるのですが、《方便側面》でいえば。。

「法蔵菩薩の願行が《南无阿弥陀仏》に込められている」っていうストーリーになって、

「南无」は、「帰命と発願回向」っていう「願」。

「阿弥陀仏」は「即是其行」っていうて「行」。

だから「南无阿弥陀仏」って念仏することがそのまま「願行具足」することになるっていうことで、

「浄土(さとり)」へ至るっていうことになるんです。(これは善導さんの「六字釈」です。)

とはいえこの場合も、「現生」であることは同じです。

 

このポイントでいえば、「因果同時を行じる」か「時空の制限のなかで行じるか」だけの違いです。

 

☆いずれにせよ仏教で「願と行」が重要視されるのは、こういう意味があるからです‼️

 

 

 

 

 

91、法蔵菩薩がなぜ「真実側面」か？

 

なぜ「浄土論」などで「阿弥陀如来」よりも「法蔵菩薩」の方が重視されるか？

アンサーは、「大経に出てこない」からやと思われます。

 

「阿弥陀如来」そのものは「大乗仏教経典」には出てきますが、

「無量寿経」には「無量寿仏」という文言しかありません。(阿弥陀仏は無い)

また、「チベット仏教」なんかでは「無量寿仏」と「無量光仏」は別扱いになってるケースがあります。

「法華経」にも「阿弥陀仏」は出てきますし、あちこち出てくるんですけど。。

しかも意外と気軽な感じで「チラチラ」出てきはります。

 

そういう「阿弥陀(光明の意味が多い)」が重要な存在になってるのは「観経」‼️

「南無阿弥陀仏」の六字は「観経」しかない！！

しかも「中国撰述」って言われてて、「サンスクリット原典」には「南無阿弥陀仏」に該当する文言はない！！

ここが、親鸞さんも「なんとなく気づいてた」んやないでしょうか。

せやから「教行証文類」の「行文類」で親鸞さんが、なかなか「南無」と「阿弥陀仏」を結合しないってことなんです。

 

あくまでも「阿弥陀如来」は《方便側面》なんです。

 

とにかく今までこの「教行証文類講義」で指摘してきたのは「このこと」で、「証文類」「真仏土文類」で明確になるのですが、

「如より来生して《報応化》」ですから、「如来」は「阿弥陀如来限定ではない」のです。

極論かもしれませんが「変化身」だと思って「ワンチャン如来」もありなんです。

「ワンチャン」を「無碍光如来」「アミターバ如来」って観察するのも功徳荘厳って言えるんです。

 

「証文類」【1】の「真実証」の御自釈の中に「阿弥陀」の文言はありません。

また、309ページの「荘厳主功徳成就」に「正覚の阿弥陀」という荘厳の中に「阿弥陀」はあっても、あくまでも「安楽浄土の住持」いわば「お寺の住職」という立ち位置です。

 

そして、「安楽集」から善導さんの「観経疏(玄義分)」に至って「西方」《方便側面》で「阿弥陀如来」って出てくるんです。

 

結局親鸞さんは、天親さん曇鸞さんを重視して、「(法蔵)菩薩の行」「五念門五果門」を結論にされますけど、あくまでも「この《願行》の主体は《法蔵菩薩》」なんです。

だから「礼拝門」などの対象に「阿弥陀如来」は出てきますが、

333ページの7行目には、「阿弥陀仏を讃嘆して名義にしたがって、如来の名を称え、如来の光明智慧の相(光明智相って光明の智慧のすがた)によって修行する」→如来の名義によって「讃嘆する」っていうのを第二功徳相っていうてて、「光明は智慧のすがた→五念門五果門ってなります」

とにかくここでも「阿弥陀仏を固有名詞ではなくて、その意味(名義)の《光明》→《智慧》っていう《真実側面》で使ってます」から、「無碍光如来と意味は同じ」です。

 

これ以降「証文類」に「阿弥陀」の文言は出てきません。

 

だから「浄土論や論註」の《真実側面》では、「大経」に「光明」とでてくる「無碍光如来」が「如来名」として扱われますけど、

「南無阿弥陀仏」っていう「六字」と「阿弥陀ストーリー」は《方便側面》の「観経」と「善導さん」に始まって、あくまでも方便内容で使われているんです。

そういう理由なのか、「証文類」では、「往相」は、《願文以降》ほぼ《方便内容》で簡潔に終わり。

【13】で《方便側面》から「阿弥陀如来の清浄願心の回向による因果の《浄》(涅槃経由来)」って《真実側面》に結ばれます。

 

しかし、「還相回向」はけっこう「荘厳功徳」の中に《仏教学的真実が出てきて》「五念門五果門」【(法蔵)菩薩の行】で結ばれてます。。

 

326ページの「阿弥陀如来の本願力に住持されて。。」は「お寺の住職」という「荘厳功徳の中の話し」でそもそもの荘厳功徳は「実相無相、華厳、涅槃根拠」なんです‼️

 「行者が《法蔵菩薩の願行》を歩んで如来となる」。。

「実相無相の如来に《阿弥陀》という《固有名》は本来無い」

そういう前提で「証文類」は書かれていて、「行文類」で「帰命尽十方無碍光如来」はあるのに、

なかなか「南無」と「阿弥陀仏」を結合されない理由は、親鸞さんが「浄土教」を「仏教の真実則」で解釈されたからであると、ほぼ確定できます。

 

そういう点で、「方便側面」でしか「わからないひと」に向けられた「阿弥陀ストーリー」を解釈する上で「善導さん」と「観経」を解釈しなければならないっていうのが「信文類」ですし、

「真実則」で読む人は「信文類」が「意味不明」な感じになるんやないかと思うんです。

 

 

 

 

 

 

90、生平という言葉。

 

「生涯」と訳されているこの言葉は、現代中国語でも「人生」という意味を持ちますが、

あえてこの「単語」が使われているところから。。

「生→いのち」「平→たいら(安定)」と六合釈(りくがっしゃく)で読むと、「持業釈(じごっしゃく)」の。。

「生即平(平が生)」と読めますし、すると「さとりへのいのち」という読み方の方が適していると思います。

 

《六合釈》

サンスクリット語の合成語を構成する前分 (初めにある語) と後分 (あとにある語) との関係の解釈を6種に分類したもの。サンスクリット文典に起源をもつ。 (1) 相違釈　等価の語の並列，たとえば「苦楽 (苦と楽) 」。 (2) 依主釈　後分が前分によって格の関係で結ばれているもの，たとえば「天授 (天から授けられた) 」「王子 (王の子) 」。 (3) 持業釈　前分が形容詞，副詞などの働きのもの，たとえば「金剛堅 (金剛のように堅い) 」「師子人 (獅子のような人) 」。 (4) 帯数釈　前分が数詞のもの，たとえば「三夜」「三世界」。 (5) 有財釈　合成語全体が形容詞として所有の意味をもつもの，たとえば「四足」「青目」。 (6) 不変釈　不変詞を前分とした副詞的合成語。たとえば「瞬時」「毎日」。

 

 

 

 

89、お西の学者さんのことばから。。

 

「浄土っていうんは《覚りの眼で見た世界》のこと」で、

「現世は《迷いの私に現映してる世界》」っていうてはったようですねんど。。

 

微妙に「教行証文類」とは違いますねん！

 

証文類に「荘厳功徳成就」が説かれている部分で明確ですねんけど。。

そもそも「覚り」は《実相無相》なので「見るとか」いう主体がありません。

 

あくまでも「実相無相を覚ったブッダが、現生をどう観ればいいか。。」

「人間の言語で《対象のレベル》に応じて、現生を《方便》で《功徳荘厳》して説かれた《経典》によって観ること」ですので、

 

さきほどの学者さんの表現ですと、「覚れない者」には、永遠に「浄土」が見えないことになりますし、「見る主体や浄土という場があり続ける」とすると「実相無相や無常無我空」といった「仏教」と「相応しまへん」。。

 

極論すると「私が滅度に至る or 如来になるとしても《人格的または実体的な阿弥陀如来や浄土は消滅》します。」

阿弥陀如来や浄土は、「現生で迷っているもの」にとっての《善巧方便》で、それ以上でも以下でもないので、「私がさとるか滅度に至れば。。」

「私は《無常無我空》に【状態変化】し、《実相無相》になるので、《阿弥陀如来》や《浄土》はその存在意味を失うのです。」

「そもそも《俗諦→言語化》上の存在ですから。。」

 

「阿弥陀如来や浄土」は「覚りの内容を言語化して、現生のいま《浄土の功徳荘厳》っていう表現で受け取れるようにした」ってことですねんから。。

「凡夫の世界」と「浄土」が「根本的には同じ」っていう「原則」で。。

 

「現生を《俗世の基準》で見ている《主体》が転じて、《滅度に至るプロセスを歩む》ようになって」

《真実側面》の「法蔵菩薩の五念門行(なかでも讃嘆行)」を生きるか、

《方便側面》の「称名念仏を行じて《主客を変えて》生きるか」ってことですねん。。

あくまでも「教行証文類」でいうとってことですねんけど。。

 

 

 

 

88、どっちにします？

 

証文類に「真実でも、方便でも」どっちでも「ゴールは一緒だからどっちにします？」っていう風に書いてますけど、

「いうたら二者択一やなくて」両方でいいんですねん。

結果やってることは「どちらも」

【87、に書いてる】

「称える一念多念の問題やなくて、因信心がキーポイントですねん」っていう、

「真如(智慧光→無碍光)による破我の歩み、名字の入れ換えの道を歩むこと」

「現実的にはそこに時間や距離」があって、「水と火の河に飲み込まれそうになるっていう現実的な感じに思うだろうけど」。。「真如目線やと因果同時」ですねん。

「これが一即一切の《即》ですねん」っていう風に、「緻密にさとり(証)への真実と方便を解釈」してはるんです❣️」

 

っていうことですねんから。。

 

☆☆☆

 

けど、あくまでも「《現生往生》《現生に功徳荘厳を観る》《名字の入れ換えと讃嘆→時間のある因信心の因果同時》」が両方にまたがる「大前提」の《キーポイント》ですねん❣️

 

ほんで、現代やし「真実寄り」で「論を理解」したうえで。。

《一即一切原則》で《讃嘆の(イチ)》に含まれるのが《五念門行》やとか《多次元》とか《因果同時》とか《真如論》とかの論を同時に念頭において。。

 

【四十八願の智慧(荘厳功徳)を行じる】方が【意味不明】なまま、いわれるまま【称名讃嘆】してるよりベストでしょってことです‼️

 

☆☆☆

 

ここをミスるとどないもならへん「ファンタジーかスピリチュアル」になりまっせ！

「一般の人からしたら」。。「たぶんふつうのお坊さんも」。。

「死んだら浄土」「名号のひとりばたらき」なんて「意味不明なスピリチュアル」でしかない理屈ですわ。。

せやから「行者」になれまへん‼️

 

 

 

 

 

 

87、二元論か一元論か！？(二河白道の上？)

 

そもそもAが学んだ学派は、のちの学者さんから「一元論」って位置づけてもらって、

随分長い間、Aも「無常無我の《三法印原則》」や「真如論や華厳経など」の《根本仏教と大乗仏教の原則》によって、

《一元論と二元論解釈》で、「真如をあらわすのが《阿弥陀如来》」やし、

「現世の此土」と「来世の浄土(彼土)」解釈の「二元論」じゃなくって、

親鸞さんが「教行証文類」で、「阿弥陀仏」は「真如」そのもののことで、

「いのちの根源的なあり方」をあきらかにしてるから、

☆「浄土教」は「二元論」じゃなくて「真如一実の一元論でっせ」っていうてはるって理解してましてんけど。。

【ポイント】

どうやらズッと書いてますように、「衆生がさとりに至るため」の「真実と方便の二方向」をいうてはって、

「当時の文字も読み書きできない人向けへの《情的メッセージ》方便」と

「そもそもの仏教論者向けの《真実(さとり)に至る》真実行論」を書いてはるけど、

内容はすべて「一即一切」でまとまってる！！

親鸞さんは「一か二か？」をいうてるんやなくて、「一(イチ)イコール一切」をいうてはるって読み込めましてん。。

もちろんこれは「方便」も「現生往生原則」で解釈しなあきまへん‼️

「二河白道」でいうたら「白道の上」に居ないとあかんのんです。

たいがいの布教でのお話は「白道があるよ！」で終わってて、「私は白道の上にいますねん」っていうお話がない！

「白道」が「道」である以上「距離」がおます。。

つまり「歩みがある」前提ですねんから「縁信心」と「因信心」との「信の一念」に、

「歩みっていう時間」(方便)と「因果同時」(真実)っていう時間があって、

「一念(因果同時)即歩みの時間(距離)」で「一即一切」原則がこういうところにもありますねん！

二河白道を「現世と来世」について「譬(たと)えてる」って解釈したら、

「死んだら即往生」って。。「ほんなら白道いらんやん」「この土とかの土」の間に「距離は不要」ってなる。。

しかも「名号がひとりばたらき(名号が勝手に浄土往生させてくれる)」っていうたら。。

「誰が《いつ》白道を歩むねん」って、特に「いつ」が「名号まかせやし自然に、知らんてる間に。。」って、ほな「二河」の間は「白道」やなくて「船」でええやん！

けど、親鸞さんは「あくまでも」《船》は「河やなくて海」→「深く広い」っていう「無限を意味する譬え」につこうてはるから、これも「一即一切原則」「船上即海上」。。

「河」みたいな「限定空間」に「船」を使ってへん！

「善導さんがつこうてないから。。」っていうような単純やないですねん。。

親鸞さんの論はかなり「緻密」ですねん！

 

せやし「称える一念多念の問題やなくて、因信心がキーポイントですねん」っていう、

「真如(智慧光→無碍光)による破我の歩み、名字の入れ換えの道を歩むこと」

「現実的にはそこに時間や距離」があって、「水と火の河に飲み込まれそうになるっていう現実的な感じに思うだろうけど」。。「真如目線やと因果同時」ですねん。

「これが一即一切の《即》ですねん」っていう風に、「緻密にさとり(証)への真実と方便を解釈」してはるんです❣️

 

どうやら「一元か二元か」やなくて「一か一切か」をすべての角度からいうてはります‼️

 

ーーーーーーー2019/01/17(次は⬆️)