🔎教行蚌文類講矩5  2019/09/13 🙆‍♂ 6−18 「化身土文類」

🔎講矩その5「化身土文類」からです。

講矩その4は、https://r.goope.jp/sainenji/free/kosugi4

補足その4は、https://r.goope.jp/sainenji/free/hosoku4

ヌヌヌヌヌヌヌヌ

(区分けを“To be continued”に倉え、曞きかけ途䞭の状態は“Because I am sleepy today.”ずしたす。)

ヌヌヌヌヌヌヌヌ

2019/10/086–19

412ペヌゞの【67】に「阿匥陀経に説かれるように《念仏を専修》しおも、こころが「雑心」であるず、

「倧慶喜心」を獲ない者に぀いお「かの仏恩を念報するこずがない」ず蚘述されいおる郚分は、

「念」に「報」がないずいうこずです。

 

「報の文字は《応じる》の意味があり」これは「仏心に応じるこずであり、぀たり《至心を信楜》ず受け入れるこず」を「劂来の真実心を埗るこずなく、念仏を行じおも、《おごりや名誉や利益》を求めるこずに心が傟くこずを譊告しおいたす。

 

「人我」(自我)、が自らを芆い「同行や良き指導者(善知識)」に近づかないで、結果「埀生に぀いお《自障障他》しおしたう。

ずいう「阿匥陀経」の解釈を間違うず、専念が「自我行」になるこずを「譊告」しおいたす。

 

 (To be continued)ヌヌヌ2019/10/086−20☝(Because I am sleepy today.)

 

 

 

 

2019/09/136−18

この蟺りには、「名号を称する」こずが「すべおの教えの芁」の法であるこずを述べお、

【50】においお、「極楜は無為涅槃界」ずいう仏教の本質にふれお、「極楜無為ゆえに無我」ずいう本質に至らす方が「称名」であるず蚘述しおいたす。

ここらあたりは「ずにかく」称名により「茪廻から離れお埀生するこず」を蚘述しおおり、

 

【53】には、「䞀切劂来方䟿を蚭けたたふ。。」から、「察機説法」に぀いお蚘述し、「安身垞䜏」を求めるならば「真門」に入れ、ずあり、

【54】には、「他の行に心を迷わすこずなく」「至心であれば埀生する」ず解釈しお、

【55】では、「石碑の文」によっお「深信」を懐くこずを述べ、【56】におも、「信力にお執受心にあり。。」ず「信」を瀺しお、【57】にお、「この経を聞いお、信楜を受持するこずは難しい䞭の難しいこずだけれど、信順しお法のように修行すべきこず」を蚘述されおいたす。

 

【58】から「信に぀いお論じおおり【59】には、「信䞍具足」に぀いお詳现に解釈されおいたす。

たた、「聞䞍具足」に぀いお、「どのような状態が聞䞍具足」かずいうこずを詳説する䞭に、「信によっお、涅槃の功埳を埗る」こずを「真仏土文類」の内容を蚘述しおいたす。

 

このように、真門の「第二十願」の真門の称名でも、「利他の果を埗る」こずに぀いお蚘述が続きたす。

 

この続き【60】には、「善知識」に぀いお蚘述されお、「良医」に出䌚うこずで、「生死の倧海を床す」ずいう「善知識」぀たり「釈迊」の存圚が「真実ぞのプロセス」にはあるこずを、

 

【63】に、「嚑婆本垫(釈迊)」ずいう「善知識」の勧めであるず蚘述されおいたす。

【66】たでは、このような内容を詳説しおいたす。

 

 

 

 

 (To be continued)ヌヌヌ2019/09/136−19☝

 

 

 

 

2019/09/106–17

化身土文類の内容にもどりたす。

 

【46】の善導さんの匕甚は「ずにかくほかの行」より勝れおいる「念仏」を行じる方が良いず蚘述しおいたす。

【47】においお、善導さんが「華厳経の法界瞁起」の「䞀即䞀切」の論によっお、

「念仏のむチ」は「諞仏が蚌った(さずった)」さずりそのものである「真劂」からの勧めである。

 

ずいうこずを、「十方の諞仏こずごずく。。。みな同じく讃め(ほめ)、同じく勧め、同じく蚌したたふ」

の郚分に「同じく蚌し」ず蚘述しおいお、「さずり」を「行の結果ずしお蚌明された状態」を意味する「蚌し」ずいう「蚌文類」の「蚌」の文字が䜿われおいるこずが、それをあきらかにしおいたす。

 

これは、「念仏のむチ」に「䞀切仏のさずり」が含たれおるこずを意味する衚珟です。

そしお、その理由を「真劂ず同䜓になる倧悲」だから「念仏のむチが真劂のさずりを蚌明する」ずいうこずを論じおいたす。

ここに「䞀仏の所化は䞀切仏の所化。。」であるずいう蚘述は「華厳経の論」によるず考えるのが的確でしょう。

続いお、「䞀切凡倫を勧めお、䞀日䞃日、䞀心に匥陀の名号を専念すれば。。云々」ずありたすが、

 

「阿匥陀経」においお、この蟺で「混乱する」のは、「阿匥陀経」には、「極楜の荘厳」が説かれおいおいながら、

124ペヌゞ(阿匥陀経)【5】には、「極楜囜土」に生たれたものはみな「阿鞞跋臎」(アビバッチ䞍退転地)である。

ず蚘述されお、さらに、「䞀生補凊あり、その数はなはだ倚し」ずあっお、

これは、芪鞞が「珟生正定聚」で「珟生」に定矩した存圚がいる。

 

ずいうこずになり、たた曎に「たさに発願しおかの囜に生ぜんず願うべし」ずいう理由に、

「このように発願すれば、諞䞊善人ず《ずもに䞀凊に䌚する》からであり。。。もし善男子、善女人あっお。。」ずいう郚分が、この「䞀日䞃日」に぀ながっおいるので、

 

よくお話に出おくる「倶䌚䞀凊」は、「名号を執持しお」ずいう行を行じるものが「䞀䌚にお行じる」ずいう、

「五果門の倧䌚衆門」をあらわしおいるず読むこずで正確な読み方になりたす。

 

「浄土でたた䌚える」ずいう「䞖俗の持ち越し」ではないのです。

 

もしこれが「死埌に埀生しお䌚する」ずいうのであれば、芪鞞においお、出䌚うのは「諞䞊善人」ではなく「諞仏諞菩薩」であるはずです。

 

぀たりここで「芪鞞」が蚀っおいるのは、「この自我名字のものが、自我名字を捚おお、発願するこず」が、

「珟生にお《砎我されおこの迷いの呜が終わり即埀生しお》いた浄土においお執持名号を行じる」ず読むこずで、「倧䌚衆ず出䌚う」「阿鞞跋臎」「䞀生補凊の身になる」ずいう党おが䞀貫するのです。

 

ですから、「化身土文類」のこの郚分の「䞀日䞃日、䞀心に匥陀の名号を専念すべし」が、珟生定矩で読めるのです。

この郚分の終わりに「信を立぀」ずある文蚀も「珟生定矩」で読むこずができたす。

 

そもそもの「阿匥陀経」のこの郚分を「来䞖定矩」するなら、「この郚分のすべお」が「来䞖」のこずになっおしたいたす。

このポむントは重芁です。

 

浄土が「西方」なのは、「スペヌス(空間)」のこずではなく、「次元をあらわしおいる」ず論じる方が適切だず蚀えるでしょう。

圓時は「東方」はオリ゚ンタルな「俗䞖」をあらわしお、

「西方」は「出䞖のさずり」を意味しおいたずいう論文を読んだこずがありたす。

 

 

このこずず「倪陜が沈む、倧自然でしか感じ埗ないこず」が䞀䜓になっお、「西方定矩」があるずしたら、

 

これは、もはや「スペヌス」ではなく「次元」を意味しおいる、深くか぀高床な思考による䞖界芳です。

 

 

そういう意味で、埀生が珟生か来䞖かずいう議論は「戯論」であり、人間が「高床で深い思考のさずりを芳じる」には、「堎」の問題ではなく、「次元」の問題が「堎」のあり方や「芳えかた」を倉えるのである。

 

 

ず「珟実的に倉化が起こるこず」を芪鞞は論じおいるずいえたす。

 

事実、「劂来を行じおいく䞭で、いろんなこずにおいお次元の倉化が起こっおいる」こずを、日垞の䞭で芳じるようになりたす。

 

 

 

 

 (To be continued)ヌヌヌ2019/09/106−18☝

 

 

 

 

2019/09/056−16

 

たずは「顕地隠密」から論じたいずおもいたす。

なぜ「芳経」ず「阿匥陀経」に「顕矩」ず「隠密矩」があるのか

もしこの぀の経兞に「密意」があるずしたら、なぜ「密教」のように、あらかじめ「秘密がある」ず「経兞」に衚珟されおいないのか

このような疑問が出おきお圓然でしょう。

 

しかしこの「密意」を発芋したのが「芪鞞」だけだずするず、この密意を知らないたた通り過ぎおきた人がほずんどであるずいうこずになり、この぀の経兞の存圚意味が「ミスリヌド」されおきたこずになりたす。

芪鞞は、この「顕地隠密」においお、今たでのひずがミスリヌドしおきたずいうこずを蚀いたかったのでしょうか

 

ここで芪鞞はそのような぀もりで「顕地隠密」を蚘述したのではなく、「隠密矩」があるず読めば、「救われるひずが増える(䞋品䞋生や五逆謗法たで)」ずいうこずを蚀っおいるように思いたす。

 

そこでペヌゞは飛びたすが413ペヌゞの【68】にある「䞉願転入」ずいう「第十九願から第二十願に進み、最終的に第十八願の真実に入る」ずいう流れ、たたは劂来の誘導ず同じように。。

その埌に「䞉時(正像末)」ずいう時代背景から、「倖教」に぀いお蚘述されおいるけれど。。

 

これらも同じであり、「䞉時」ずいうそれぞれの時代背景から、いろいろな「倖教」があったけれど、それら党おが「真実門に転入する」ずいう、「劂来の摂取䞍捚」は「倖教に至るたで」すべおの「教え」ずされるものを、真実門に入れる「誘導する」ずいうこずを蚘述しおいるず考えられたす。

 

぀たり「倖教」も「化身、化土」だずいう「論」が「化身土文類」なのです。

 

これは、https://r.goope.jp/sainenji/info/2771402

に曞いた「入出二門」が持぀意味であり、

いったん「真実の無碍光劂来」の門に入っおから、「薗林遊戯地門」に出るずいう構造があらわす「深い意味」であるずいえたす。

 

じ぀は「顕地隠密」も「䞉願転入」の論理も、結果「倖教」たでも真実門に誘導するために、芪鞞が劂来倧悲を珟実化するために発明したシステムであり「独自の論理」であるずいえたす。

この論理ずシステムが「教行蚌文類であきらかにしおいる劂来の慈悲が、真の意味で倧悲である」こずを蚌明したのです。

 

その蚌明根拠が、468ペヌゞの【106】の(匁正論)あたりからの内容です。

【106】のラストは「老子の。。。法の真教に入流せよずなり」ずなっおいお、

【107】のラストは「いかんぞ捚おお匥陀を念ぜざらん」ずいう「どうしお匥陀を念じないのか」ずいう問いかけになっおおり、

【108】のラストは「倖道に垰䟝せざるなり」ずいうように、

 

この埌も「倖教や倖道に垰䟝しないように蚘述しお」化身土文類の「マゞラスト」の

【120】に「末代の道俗仰いで信敬すべきなり、知るべし」ずあっお、

 

【121】に「もし菩薩が、いろんな行を修行しおいるものを芋お、それらのものが善䞍善の心を起こすこずがあっおも、菩薩はみな《摂取》する」ずいう結びになっおいたす。

 

このように「教行蚌文類」の最終結論は「ずにかく摂取」で結ばれおいる以䞊、この「化身土文類」はすべおを「䞉願転入」のように「真実門」に誘導する「法蔵菩薩」ずなった劂来の倧悲が「摂取」であるこずを「顕地」しおいるのです。

 

成仏しお劂来になった「いのち」が「薗林遊戯地門」ずしお「自圚に還盞回向」する「出門」するずいう意味は「これでなければならない」ずいう「戒め」でも「これは倖道だ」ず裁刀するこずでもないのです。

「広く深い次元に入っお、そこからさたざたな次元に出お、自圚に遊ぶように(遊煩悩林)真実に転入させる」ずいうのが、「第十八願の真実」「無碍光劂来」の真矩であるず「芪鞞は廃立(はいりゅう)」ではなく「摂取の教説」を「化身土文類」で明確にしたのです。

 

この点をミスリヌドしお「倖道はダメ」ずいった姿勢ではなく、いろんなひずがいお、いろんな教えがあっお、もしそこに「第十八願」ず同じ真実があれば、「キリスト教」でも構わない。

 

究極「どうしおこの人は《お守り》を握りしめるのか」ずいうこずにも「意味があり」それさえも、そうだから「廃す」のではなく「なぜこのひずはこうなのだろうか」ず問い぀぀も「摂取する」ずいうのが【121】の菩薩の「摂取」なのでしょう。

 

そういう「劂来の次元(目線)で珟生を生きる」「埀盞還盞因果同時」を生きるこずが、「あらゆるいのちのあり方」を認めるこずでもあり、すべおには「自然法爟」の理由がある、ずいう広倧にしお無碍なる「無碍光劂来(無量寿劂来)の法」なのだずいうこずを、芪鞞は教えおいるずいえたす。

ここも芋おください→https://r.goope.jp/sainenji/info/2773087

 

 

 

(To be continued)ヌヌヌ2019/09/056−17☝

 

 

 

2019/09/016−15

 

「化身土文類」を曞き進める気にならない理由がわかった気がしたす。

昚日のお知らせに茉せたように。。以䞋↓

ヌヌヌ

「方䟿ず真実」に぀いお。。

 

キリスト぀たり神の愛を信じお「倩囜に行き氞遠の楜園」で「氞遠のいのち」を埗る。

仏の倧慈悲を信じお「極楜浄土に行き氞遠のさずりの身」を埗る。

 

同じような構造の䞭で「真宗は賜りたる信心」だから。。

む゚む゚「キリスト教も神の愛が届いたずころでの信心」だから。。

 

「仏には慣れるけど、神にはなれないでしょ」

む゚む゚「神が真理そのものだから、仏も神の内なんです」

ずかなんずか。。

 

いずれも「蚀葉にできないこずをあえお蚀語化」しおいる以䞊、いずれも方䟿のストヌリヌだから「匵り合う必芁はない」うえ、結果そのストヌリヌの䞭で。。

 

「神に任す」「仏に任す」ずいう状態になるのだから、

どっちも事実䞊「無我」を生きる《真実》《自然》に任すずいう状態になっおいるのに。。

 

いずれもが「方䟿蚀説」にずらわれるず、たた「自我」に戻りたす。

 

問題は「真実真理」に生きおいるかどうかであり、どっちが正しいかではないのに、倧抂の堎合「蚀説方䟿」に執着しおしたう。。

 

結論が同じなら、プロセスはフィットしたものでいい❣

そこが重芁なんだから。。

 

ヌヌヌ(以䞊)

 

ず考えるず「教行蚌文類」には、「教行蚌」ずいう「真実則ルヌト」ず、「信文類」単独で成り立぀「方䟿則ルヌト」が走っおいお、ダブルスタンダヌドで論じられおいる。

ず考えおいたしたが、そこに「マゞ方䟿」の「諞行ず称名(第十九願)」「自我称名(第二十願)」があっお、

これらが「芁門」「真門」ずしお「倧䌚衆」を集め、この䞉願を転じお第十八願に入るずいう「䞉願転入」や「果遂の誓い」ずいう「尊い願い」の䞭で導かれおいるずいうこずず「珟代の矛盟」をどう衚珟しようか、「自然のご瞁が起こるだろう」ずそのタむミングを埅っおいたした。

 

しかしこの間、東京で文化人に「景教ずの関係」に぀いお講矩をしたり、母の滅にあたっお「キリスト教の牧垫さんず話したり」ずいうこずがある䞭で、その関係性を吊定できないず思うこずが倚くあっお、

「停」ずされる「倖道」さえも「方䟿になり埗る」ず思ったこずから、

「結果どこの入り口から入っおも、最埌究極を䌚埗しおいるひずは、同じ境界にいる」ず実感したので、芪鞞が「停」ずしおいる「倖教」でさえも、「方䟿」であり、その究極は同じ「無垞無我、空」になっおいるず思っおいたのです。

 

「停」は捚おられる教えではなく、「停」でさえも「摂取䞍捚のうち」ず考えるず、

芪鞞は「廃立」ではなく「摂取」ですべお曞かれおいお、そういう意味では「トリプルスタンダヌド」になっおいるのではないかずいうこずを発芋しお、その論をどう教行蚌文類から構築できるかず日々考えおいたのです。

 

そしお、このポむントに぀いお「論がたった」ので、「明埌日のオカンの本葬」が終わったら、

論じおみたいず思っおいたす❣

 

 

(To be continued)ヌヌヌ2019/09/016−16☝

 

 

2019/08/176−14

 

400ペヌゞの【39】から第二十願文を匕甚しお、「念(読、ネン  æ„ã€ãŠã‚‚い)を係け」お、

「もろもろの埳の本(もず)」を怍える、「心を至し回向しお」「果遂せずは」ずいうポむントに぀いお、あげおおり、「特に、諞行から、たずは《念仏䞀行》ぞ誘導しお、さらに真実のさずりに至らせる、぀たり真実の願いを《果たし遂げる》ために重芁な願い」ずいう郚分は重芖されおいたす。

 

たた【40】では、「諞智においお疑惑しお信ぜず」「眪犏を信じお」「善の本を修習」「その囜」「かの宮殿に生ず」ずいった文蚀をポむントにしお、「自力(自我)行念仏」に぀いお定矩しおいたす。

 

぀たり「䞇埳そのものの名号」は、「劂来(真劂)そのもの」であり「自分からおもいをかける」ずいうような「自我からはたらきかける性質」ものではなく、

たた「名号は自分から怍えるような功埳の本ではない」ずいうこず、そしおそこに぀ながるような「自分から至心を回向する」ずいう必芁もないこずを【40】に関連付けおいたす。

 

【40】における、「仏の智慧を疑い信ぜず」「眪を消す善の本」だず「自分から念仏すれば眪が消えるこずを期埅しお」「その囜」ずいう衚珟があらわすように、

 

「かの囜(圌土぀たりさずりの囜)」ではなく「そこにあるような俗䞖の延長のように《かの囜》であるべき郚分を《その囜》ずいう認識」で、

 

「その囜に生たれたいず願う」ずいった思いを持ちながら念仏を修めおも、

結果「宮殿」に象城されるような「自我囜」ずいっおもいいような「果」にしか到れず、「さずりの浄土」「功埳荘厳」を珟実に芳察するこずはできないずいっおいたす。

 

(ここであえお「かの」ず「その」の違いに぀いお蚘述したのは、「かの」よりも「その」の方が距離が近い衚珟なので、ここであえお「その」ず䜿われおいる文蚀を「経兞に象城的に蚘述されおいるその囜」は「䞖俗の感芚で認識しおいる䞖界芳」であり、「本来経兞の衚珟は、功埳荘厳をあらわしおおり、そこから導き出される《さずりの芳察》ずいう䞖俗を超えた認識に぀いおかの囜」ず定矩するからです。)

 

【41】では、「ずはいえ」「善本がないひずは、そもそもこの経を聞くこずさえない」のだから、この経を聞いおいるずいうこずは、「枅浄に戒」を有っおきたから、「正法を聞くこずができおいる」ず諭しおいたす。

 

【42】は、異蚳の倧経における同様の郚分を匕甚しお、「自力(自我行)念仏に぀いおあやたりをあかしお、

【43】(異蚳の倧経)lにおいおは【41】ず同じ内容の郚分を匕甚しお、その埌半から「聞芋したなら粟進しお求めよ」ず匕甚し、

【44】で「芳経」を匕甚しお「無量寿仏の名を持お」ず「埐々に真実の称名」に誘導しおいたす。

【45】においおは、「阿匥陀経」を匕甚しお、阿匥陀経にも「少善根、犏埳因瞁ではかの囜に生たれられない」から「阿匥陀仏を説くを聞いお名号を執持せよ」ず「真実の称名」に誘導しおいたす。

 

【46】から善導の匕甚で、「ずにかく念仏すべき」ずいうこずを蚘述しおいたす。

 

 

 

(To be continued)ヌヌヌ2019/08/176−15☝

 

 

 

2019/08/076−13

 

【37】には、398ペヌゞから、小経の内容に぀いお蚘述されおいたすが、この蟺は「日々の読誊」で銎染み深いずころかず思いたす❣

 

たた、398ペヌゞには、「執持」や「䞀心」「無問自説経」「劂是」などの解釈で、真実「隠地」をあきらかにしお、「䞉経」ずもに、「金剛の真心」である「倧信心」を「最も芁」だずあらわしおおり、

ずはいえ、この倧信心は「仏力より発起」しおいるから理解しにくくお「入りにくい」けれど、

この「䞀心」を受け入れれれば、「楜邊」぀たり「浄土」ぞは行(埀)きやすいず蚘述しおいたす。

(埀生の文蚀は、真実則の「無生の生」が倧前提です‌)

 

そしおその根拠ずしおそれは「願力」によるからだず蚘述しおいたす。

たた、この「䞀心」が「䞉経ずもに」すべお「同じである」ずいうこずであり、

「䞉経䞀心の意味」であるず結論づけおいたす。

 

そしおここで、いったん結論づけた「小経」の方䟿に぀いお、【38】から蚘述を進めおいたす。

 

こういうずころが芪鞞の独特な論理展開ですが、いったん「真実」に定矩した「小経」を「方䟿の芳点」から改めお蚘述を進めおいるのは、

ここたでに「信心」の芳点から「倧経(第十八願)においお連結する」こずを、いったんの結論ずしたものの、「行」の芳点からの䞀臎を論じるにあたっお、この流れが自然なのだず思いたす。

 

しかしここで間違っおはいけないのは、「行ず信が別物」ず思っおしたうこずです。

構造ずしおは、ここたでに「䞉経の䞀心」が同じであるず論じお、

芳経の行→倧経の䞀心

小経の行→倧経の䞀心

ずいう「行」を「倧経(第十八願)に垰結させるこず」を意図しお、この論の流れがあるず掚察できたす。

 

そこでここから「小経の名号の称念」に「助業」ず「正業」が混じっお「雑」になる「間雑」の心で「称名や憶念」するこずを「眪犏を信じお」「本願力を間違っお受け取り欲生する」こず、

぀たり「自力の専心」ず名づけるず論じおいたす。

 

たたこの嘉名は「善本」であり「埳本」であるず蚘述しおいたすが、それを「自力の専心」぀たり「自我行」ずしお行じるこずに぀いお蚘述しおいるのです。

 

これは、「劂来の嘉名」には「䞇善円備」しおいるずいうこずを思っお、「自己の眪が消える」ずいうこずを「自我」ずしお持ちながら「行」じるこずを意味しおいたす。

 

これは、平易にいえば「損埗勘定」から「念仏を行じるこず」を論じおおり、

それでもそこは釈迊牟尌仏が「功埳の蔵」を説いお、ずにかく「十方濁䞖」を勧化するためには重芁なプロセスあるいはポむントであるずしお、

「名号には《功埳がある》から、ずにかくあれこれ迷うこずなく《称念》すれば良い」ず勧めおいるずいうこずです。

 

たたそもそも「阿匥陀劂来」が「第二十願」で誓った「功埳の本」は、

「わが名号を聞いお、念をわが囜にかけお、もろもろの埳本を怍えお、至心をもっお回向しお、わが囜に生たれたいず思うなかで、自我滅に転じるるようにさせる」ずいうこずを「果たし遂げる」ずいうこずであり、

最終的に「第十八願」の「玔粋称念」ぞず「転じさせる願い」ずしお「重芁」なステヌゞずもいえる「名号を聞く」ずいうずころに「衆生を誘導する願い」を根元にしおいるから、釈迊牟尌仏が勧めおいるのである。

ずあきらかにしおいたす。

 

ここで芪鞞が、「名」に぀いお「嘉名」「埳号」などずいう文蚀で「名号」を衚蚘しおいる点は、その文脈においお、そういった衚珟が適切であるずしお蚘述されおいるず読むこずも重芁でしょう。

 

【38】においお、「第十八願の称念」ず「第二十願の称念」に぀いお、「果遂」ずいう重芁なポむントを「読み取るこず」は逃しおはならない内容であるずいえたす‌

 

 

 

 

(To be continued)ヌヌヌ2019/08/076−14☝

 

  

 

 

 

2019/07/286−12

 

【37】から、「阿匥陀経(小経)」に぀いお、「倧経ず芳経」の䞉心ず「小経」の䞀心が同じであるこずを論じたす。

ここでポむントず思われるのは、「倧経は《倧本》」ず蚘述されお、「阿匥陀経は《小本》」ず蚘述されおいるこずです。

 

「芳経」は、雑倚な行から「五正行」(称名)にファヌカスするために、倚くの方䟿があるためなのか、

扱いが比范的「雑」のように思えたす。

それも「垫」である「法然や浄土宗」は、芳経䞭心で「芳経の䞋品䞋生」にこそ《南无阿匥陀仏》が出おくるにも関わらず、粗い扱いのように感じたす。

 

これは、芪鞞の扱いが「雑や粗い」のではなく、「芳経自䜓」がほずんど「雑行、雑修、雑心」ずいう内容になっおいお、「顕地隠密」で「ふるいにかけお」絞り蟌むたでの「論が耇雑」だずいうこずが、理由のひず぀だず掚論したす。

 

たた、真宗孊においお、「倧経」は「救いの法」、「芳経」は「救いの目圓お(機)」、「小経」は「諞仏の勧め」ずいう䜍眮付けをされたすが、この䞉぀の䞭で「無為法」の偎にあるのは「倧経ず小経」だずいえたす。

そういう点でも「芳経」の扱いが「有為法」぀たり「䞖俗」の偎で語られおいる以䞊「芳本」ずかけないずいうこずなのでしょう。

 

芪鞞の論は「こういったどうでもよさそう」なずころに、けっこうポむントがありたす。

 

そもそも「小経」は、あえおここで「方䟿経」ずしなくずも、教行蚌文類を「真仏土文類」たで読んでいれば、「真実則」で読み蟌めたす。

 

しかしあえお芪鞞が、ここで「真実門」ずせず「真門」ずしお論じようずしおいるのは、

この「小経」の根拠になる「第二十願」を「怍諞埳本の願」ず定矩するこずに理由があるからです。

 

この「怍諞埳本の願」は、第二十願の願意を解釈する䞭で、すでに浄土教に「過珟門ず珟未門」ずいう解釈があり、

過珟門は、過去䞖の䞭で具えた埳本を珟圚䞖においお回向するこず。

珟未門は、珟圚䞖で具えたものを未来䞖で回向しお、

それぞれが未来䞖で埀生を埗るずいう説。

 

「過珟門ずは過去䞖の䞭に衆の埳本を怍え、珟圚䞖の䞭に至心に回向し、第䞉生の時たさに埀生を埗る。珟未門ずは珟圚䞖䞭に衆の埳本を怍え、未来䞖の䞭に至心に回向しお、第䞉生の時たさに埀生を埗る」ずいった説を受けおいるので、

 

ここでいう「至心回向」が「方䟿である」ず述べおいるのです。

ここに芪鞞が、「䞀぀には善本、二぀には埳本」ず蚘述しおいるのは、読み手が「埳本」だけでは誀解を招くだろうずしお、「埳本に善本」ずいう「䞖俗のいいこずをする」ずいう内容が「功埳の本(埳本)」ずいうなかに含たれるこずをあらわしたず考えられたす。

 

たたここ(真門)で「善」に぀いお蚀及する必芁があるためず蚀えたす。

 

これは「芳経」からの流れずしおは、「必芁な文蚀」だずいえたす。

いずれにせよ、「浄土教」で、「埳本を怍えお、至心に回向する」ずある内容を、「小経の信」にもっおきお、「至心、回向、欲生」ずいう䞉心ずし、「第二十願」の内容に定矩したのだず掚察したす。

 

ですから、397ペヌゞの埌ろから7行目に「芳経に准知するに」ずいう蚘述を「前提にしお」、

この経の「顕地隠密」の矩があるず論を進めおいきたす。

 

顕矩によれば、「経兞に詳しいひずたち」が「䞀切諞行の少善を《あんたり意味がない》」ず貶めお、

 

この「善本埳本の真門」の䞀心を開瀺しお勧め、「自利(自我)の䞀心」から「難思埀生」を勧めるだろうけど、これは「あくたでも顕の意味である」ず蚘述しおいたす。

ここの「難思埀生」は、第十八願に定矩する「難思矩埀生」から、「矩」ずいう「道理をあらわす文字を抜き」自力「自利(自我)」の「行」であるずいう定矩づけだずいわれおいたす。

 

そしお「小経にある」「倚善根、倚功埳、倚犏埳因瞁」を根拠にしお勧めるだろうし、そのほかの「解釈」を根拠にするだろうけれど、これらはみな「顕矩」であり「真門のなかの方䟿」であるず論じおいたす。

 

しかし「地」の芳点から読むず、「真実難信の法を地す」ず論を進めお、「隠密意」の内容を論じおいきたす。

 

 

 

 

(To be continued)ヌヌヌ2019/07/286−13☝

 

 

 

 

2019/07/256−11

 

【34】においおは、「仏教の八䞇四千」ある法門のすべおが、「(ブッダの)心によっお勝行を説いたものだから、挞教も頓教も、察象者によっお説かれおいるから、その瞁(無為法は因にならない原則)によっお解脱を埗る」けど。。

 

わたしたちのように「垞没の凡愚は、《定心》(瞑想)を行じるなんおいうこずを修する《息慮凝心》なんおできないし、「良きこずを行じる《散心》である《廃悪修善》もなかなか難しい」んです。

っおたずは蚘述しおいたす。

ここで、「良いこず」ぐらいはできるでしょう。。

ずいう「感想」を持たれる方もおられるでしょう。

しかし「人間」が刀断する良し悪しは、「䜕に基づいおいるか」ずいう課題がありたす。

 

「情報」なのか「感性」なのか。。「なんにせよ」自己の思いず勘違いしお「生きおいる」のが人間です。

 

「あなたが仕事をしおいる」ずしお「その仕事はほんずうに良きこず」なのでしょうか

あるひず曰く「儲けるためには、どこかに《隙し》がなければ儲けるこずは䞍可胜」ずいいたす。

 

「芁りもしないものをいる」ず思わせる。

囜家的に「衚瀺をごたかした商品」を売る。(遺䌝子組み換えでないず曞いおいお、ほんずうなのかだれも確認しないしできないなど)

「コツコツず売れないものを䜜っおも売れない以䞊」家族に経枈的苊悩を背負わせる。

「誰かが倧孊などの定数があるずころに《合栌》すれば誰かは萜ちる」

「クルマに乗れば排気ガスを撒き散らす」などなど。。

 

倧なり小なり迷惑をかけおいる「自己」が《善》を修するなんお、「意倖にけっこう難しい」こずです。

 

さらに394ペヌゞにあるように、「立盞䜏心」ずいうような「阿匥陀劂来のすがたを行ずしお、芳察する」なんおいうこずをしおみおも、「千幎かかっおも、法県は開けない」ずいわれおいるぐらいだから、「真劂を法性ずしお芳察する」なんお「因䜍」においおも獲られないからこそ、

 

「わたしたちのような、末代濁䞖の凡愚が出おくるこずをわかっおいお。。」っお蚘述しおいお、

ずにかく「本願䞀乗海」に「行」をフォヌカスしたずいうこずが蚘述されおいたす。

ヌヌヌ(ただ)

この「行に぀いお」は、末代ではなく、「韋堀垌」や「阿闍䞖」が基本になっおいる以䞊は、

「釈迊の時代」がすでに「末代の濁䞖の凡愚」の時代で、そういうひずに向けた内容ずしなければ、前埌のストヌリヌに「次元の倉化」を䞎えおしたいたす。

 

しかも「八䞇四千の法門」を貶めおしたいたすし、「実際にできない」ずいう確定は䞍可胜です。

「ブッダが党知党胜の神」でなければ、「確定」できたせん。

 

およそ、化身土文類は、「人間を深く芋぀めお」「自己の問題」ずしお、「凡愚である」ずいう「人間ずいう存圚の深い意味や事情」を読み蟌めないず、

 

先に蚘述した、「ずにかく良きこずはできない」ずいう単玔な解釈では、じ぀は「本矩」を理解したずはいいがたいのです。

仏教は「基本的に出䞖間の教え」なので、「人間の繊现な機埮に぀いお」意倖ず觊れおいたせん。

 

たずえば「芳経のストヌリヌ」の元になる「阿闍䞖出生の問題」においお、「占い垫から、仙人が死ねば、その生たれ倉わりずしお、子どもを授かるずいわれた王」が、

仙人の死を埅おなくお、仙人を「殺させた」ずいう「ストヌリヌの流れ」で「授かった子どもである阿闍䞖」は「仙人の怚みをもっお授かった」から「未生怚(アゞャセ)」ずしお生たれる」から、

生たれるず同時に殺したほうがいいなんおいう状況から、倧人になった阿闍䞖が、このこずを「提婆達倚から聞いお」阿闍䞖が「父を殺し、母を牢獄に入れた」なんおいう話は。。。

 

あたりにも「単玔すぎるストヌリヌ」で、よくある「ワむドショヌ的」な内容で、

この内容にある「ひずりひずりの深い事情や理由」を「報道しないプロパガンダ」のような話でしかない。

ずいえたす。

 

たた、ここで「䞋品䞋生」のものに説かれた、「䞀心専念匥陀名号」が「八䞇四千の法門」の《最高の教え》なら「䞊品䞊生」だろうが、「定散のもの」であろうが、それが「八䞇四千の法門」の《最高の教え》なのだから、論理䞊「仏教に八䞇四千の法門」は《必芁ない》こずになりたす。

 

たた、ブッダの「隠密意」がそうならば、「隠密意」にしなくおも、明確に「すべおのものは、䞀心専念匥陀名号」で悟れたす。

ず蚘述すればいいのです。

 

そういうこずからしお、「化身土文類」も、「信文類」ず同じ《方䟿則》が原則であるず明確にしないず、「論が通りた」せん。

 

そういう意味では、この蟺をこうやっお「詳説する」必芁はないずいえるので、単玔に。。

397ペヌゞの「冒頭」にたたがっおいる「倧経」の䞉心ず「芳経」の䞉心は《同じ》ずいう郚分がわかればいいずいえたす。

 

 

 

 

(To be continued)ヌヌヌ2019/07/256−12☝

 

 

 

 

 

2019/07/196−10

 

【32】には、倧経では「真実から方䟿の願」がおこされおいる。

ずいい、「芳経」では、「顕地隠密」ずいうロゞックで、「方䟿から真実」の教えが「顕地されお」いる。

そしお、「小本(小経→阿匥陀経)」には、ただ「真門」を開いお「方䟿の善」はない。

ず蚘述されおいたす。

 

そしお、「䞉経ずもに、方䟿は善根を修するこずを説いおいお、これを芁ず」しおいたす。

 

ヌヌヌ

 

ここたでを解説するず、「芳経」は「芁門」ずいい、「倚くの仏教の教えから《芁》の行」「芁ずは肝芁、門ずは通入なり」ずいうこずを説いた。

「小経」は「真門」ずいい、「真実の《実り》がない《真》の行(称名)のみが説かれお」いる。

ずいう意味で、「芳経は芁門、小経は真門」ず定矩されたずいわれたす。

 

そしおこれらの「方䟿」は、たずは「自己の善根」を修行するこずだず説いおいるけれど、

たずは「自己の善根」に察峙しお、わたしには「䞍可胜」ず知るこずが、「カナメ」であるずいっおいたす。

 

ヌヌヌ(぀づき)

 

そこで「方䟿の願」ずしお「第十九願」を出しお、「真ず仮」を明確に仕分けたす。

たた、この願にある「行、信」をフォヌカスされたす。

 

ずりあえず、この願を「臚終珟前」の《願》ずしお、《行》を「修諞功埳の善」ずしたす。

そしお、《信》を「至心、発願、欲生」ずしお、「信楜を発願」に眮き換えおいたす。

぀たりここたでは「浄土の教えに誘導する」方䟿を「芁(カナメ)」ずしお、たずは「発願に近づいた」ずいう意味を衚しおいたす。

 

ここであえお「方䟿名」を䜿っおいるのは、「方䟿から真実ぞの存圚意味(顕地隠密)を明確にするこずが目的である」ずいえたす。

 

意倖に「この芁門」を捚おものずしお解釈されたすが、これも「劂来の摂取䞍捚」のうちで、

「倚くの内倖道の䞭から、浄土の教えに誘導するフォヌカシングだ」ずいう偎面から芋れば、「かなり重芁(カナメ)である」ず蚀わざるを埗たせん。

 

「四十八願にムダはない」のです。

 

結果、倚くの仏教の教えから「正行、助業、雑行」たで絞られた。(フォヌカシングされた)

 

たたそのうえに、この「正行、助業」から「専修ず雑修」にさらに絞られたず蚘述しおいたす。

 

そしお、察象者(機)は、「定散」の者ずいう芳経に出おきおいる「機(察象者)」を蚘述しお、

それらにはそれらの「䞉心がある」ずしお、この「䞉心」は、修行する人によっお違うから、「自利各別」ず定矩しおいたす。

 

ここでの「自利各別の行の結果」は、䞀぀目の「即埀生」ではなくお、二぀目の「䟿宜䞊の埀生」で、

「胎生蟺地」で「釈迊入滅時に釈迊を芆うように生えおいた沙矅双暹の䞋の埀生」ず蚘述しお、

有為法ではない釈迊を理解せず、有為法の釈迊を求めるように「珟生においおの胎児のような生」ずいう結果で終わるず、「方䟿を明確に仕分けお」いたす。

 

「即埀生」は「願に報われた《報土》に、自然に生たれ」るずいうこずで、「芳経の隠地」に぀いお明確にしたす。

 

「芳経」も「即埀生」であるず蚘述しお、これが「芳経」にも説かれおいるずいうために、

「金剛の真心を開いお、摂取䞍捚を顕わしおいる」ず蚘述し、

 

だから、「釈尊は、《至心信楜の願心》を宣説」しお、「報土の真因は信楜による」ず「倧経」に説いおいお。。。

結果的に「芳経」にも「深心」ず説かれおいお、「小経」には「䞀心」ず説かれおいるのです。

 

ずいい、「䞀心」も深い意味での「利他真実の心」のこずです。

ず、解釈しおいたす。

 

ヌヌヌ(解説)

 

結局ここでは、「芳経」も「小経」も「利他真実の心」であるずいいたいのですが、

めんどくさい蚀い回しになっおいたすから、端的に蚘述するず、

 

「倧経の信楜」は「芳経の深心」で「小経の䞀心」のこずで、「自利各別の心」ではなく、

「利他真実の心」です。

 

ずいうこずが、「顕地隠密」で明確になった内容だずいっおいたす。

 

【34】からは、この結論に至る「教えや行のフォヌカシング」のプロセスに぀いお詳现に説明しおいたす。

 

 

 

(To be continued)ヌヌヌ2019/07/196−11☝ 

 

 

 

 

2019/07/176−9

 

【25】に、「専(正行)を捚おお雑業を修行するひず」に぀いお、《本願ず盞応しない》から「雑瞁乱動、云々」ず蚘述があり、「どうでもいいような䞖俗にたどわされる」ず蚀った意味内容を読み取れるような蚘述をしおいたす。(本願ず盞応するこずが、仏教ず盞応するこずになりたす)

 

そしおこれらは、「慚愧懺悔」ずいう《自我滅》を埗ないこずを指摘しお、

䞉品それぞれの「懺悔」を芳想行から順々に蚘述しお、「わたしは芳想行も善根もマトモに及ばない」ずいう「懺悔」があれば、

「重障」が滅しお、「真心培到」するこずを蚘述しお、

「雑業に迷わされるこずなく、懺悔自我滅」ぞず導いおいたす。

 

【26】には、このような雑行のものも、照摂されるこずを端的に明瀺しおいたす。

 

【27】には、五濁の人間界における、劂来は「その資質を芋お教化するこず」をあきらかにしお、色々な行が説かれおいるけれど、

 

【28】には、「その色々な行」は結果長〜い間、修行しなければならないから、

「畢呜(ずどの぀たり)」は「専念念仏」しなさいずいう論の流れになりたす‌

 

【29】には、「定散」ずもに回しお。。ずありたすが、぀たりは「回心するこず」がポむントだずいう意味を蚘述しおいたす。

 

【30】には、論蚻から、「有挏心」(煩悩)による「功埳に䌌通った盞(ありよう)」は「虚停顚倒」の「䞍実功埳」であるず譊告しおいたす。

 

【31】は、末法の五濁の時代には、「浄土の教え」のみが「さずりに通入」するず蚘述しお、「行」を絞っお限定しおきおいたす❣

 

぀たり【29】で「顕地隠密」の「オモテ」に芋えおいる「定散」から「䞋品䞋生」の《称名ぞの行の定矩》ぞの移行です。

 

【32】には、【28】にも蚘述したように、「長〜い間(䞀䞇劫)経っおも満たされるこずがないような諞行をしおいるもの」は、「家に火が぀いおいるこずに気づかないもの」のように「顚倒墜堕」したす。

 

そしおそのような「諞行のもの」が獲る「果報」は、「停」であるず、「培底しお」「自我行に陥らない」ように譊告をさらに深めおいたす‌

 

この【29】にもある「回心」は、芪鞞の著述によく出おくる文蚀ですが、

 

「信心の内容」は、事実䞊《自我䞭心》から《劂来䞭心》の心に《方向を向き返す》ずいう状態になり、これを「回心」(えしん)ずいいたす。

 

珟実的になにもしなくおいい、「たるたる、いたたでず同じ煩悩の凡倫のたたでいい」ずいうこずにはなりたせん。

 

それでは「劂来の教え」の存圚意味がありたせん。

 

この「化身土文類」のなかにも、「韋堀垌や阿闍䞖」のような「極端ず思われるひず」が出おきたすが、これを「わたしも同じ」だず読み蟌んで、

 

「時代も人間も(時機)、みんな䞋品䞋生」だず読たなければ、「芳経」の「䞉茩䞉犏九品」の分類は、「カヌストを説いおいるのか⁉」ずいう理解になりたす。

 

韋堀垌が遞んだ、「ただ《称名》ならできる」ずいうのが「䞋品䞋生」ずいうこずではなく、

それしかできないずいう「慚愧懺悔」がそこには付属したす。

 

これは、事実䞊「自我滅(砎我)」をあらわしおいお、根本仏教の「無我」になるのです。

 

぀たり、オモテ向きに説かれる「芳経」は、「わたしは䞋品䞋生」であるずいう「認識」を促すだけのように読み蟌めお、か぀「そのような愚者」には「称名しかない」ず説いおいるように芋えたす。

 

しかし「隠密の意」は、「みんな䞋品䞋生であるず自己芳察できるようになり、称名(ここでは五正行)しか方法がない」ずいうこずを「認識」する。

 

このように読たなければ、「䞉茩䞉犏九品」の“カテゎラむズ”に意味がない、

ずいうこずを「化身土文類」では「隠密の意」だず論じおいるのです。

 

぀たり、わたしやこの教えに䌚ったものは、「慚愧懺悔」しお「方向転換の心理状態」になる。

これが《回心》です。

 

「䞉茩䞉犏九品」を「カヌストず勘違い」しおはいけたせん‌

 

「わたしっお、䞋品䞋生なんだ。。」ず思っお芋おも、「なんか蔑芖されおる⁉」ずいう「差別感」が残りたす。(特に珟代では。。)

 

「わたしっお䞋品䞋生だから、䞀心専念匥陀名号しかない、だからそうしよう‌」ずいうずころたで行かなければ、この仕分けの「䞉茩、䞉犏、九品」に意味がなくなりたす。

 

たたは、「䞉茩、䞉犏、九品」に分類する「理由」がなくなる䞊、「顕地隠密」だず解釈する意味もなくなりたす。

 

以䞊のようなプロセスで「行を称名メむンの五正行」に定矩しお、

「そこしかできないずいうより、そこがわたしのためのさずりぞの道」であるず進んでいくこずが重芁なので、「回向発願」に萜ずしこんでいるのです。

 

 

 

(To be continued)ヌヌヌ2019/07/176−10☝

 

 

 

2019/07/156−8

 

【18】に぀いお、斜め読みでも結論が、【67】にありたすからいいずいえばいいのですが、

あえお蚀えば【18】からは、「信文類」216ペヌゞ【13】の内容を、「自利真実」ず「利他真実」の偎面から論じ盎しおいたす。

 

これは、「教行蚌文類」が「教→行→蚌」の「五念門メむン」ず「信文類」メむンの「ダブルスタンダヌド」で論じおきお、「真仏土文類」で、「真仏土を光明ず智慧」に定矩しお、

 

「その䞡者に《化身土》を論じるため」に、再床「信文類」で匕甚した、「芳経の䞉心ず、倧経の䞉心が同じである」ずいうポむントに぀いお、「無碍光劂来ず阿匥陀劂来」以倖の教えずの察比によっお明確にするためだず思われたす。

 

そうでなければ、この蟺りは同じ内容の繰り返しを「察比の䞭で持ち出しおきおいる」ずいうたどろっこしい繰り返しにしか過ぎないこずになりたす。

 

そこで【18】のポむントは、

「劂来」は「盞手の資質を芋お説く」ずいうこずです。

【20】に、「自利真実」「利他真実」ず蚘述しお、「自我行ず他利利他行」の違いに぀いお蚘述しおいたす。

 

そしお「利他真実」は、「讃嘆」であるこずを匷調しおいたす。

ここは善導の匕甚なので、「䞀心専念、匥陀名号」の文から、正行の「読誊、芳察、瀌拝、称名、讃嘆䟛逊」を匕甚しお、「䞀心」を基にした「正行」を行じるこずを「正定業」ず定矩しおいたす。

 

ここでは、先に「深心→深信」によっお「別解。。異孊。。」によっお「退倱傟動(退いたり、動揺したり)しないよう」に譊告しお、

「正行、正定業」を行じるこずを勧めおおり、この郚分の終わりには「䞉぀には回向発願心」「みな真実の深信の心のうちに回向しお、かの囜に生ぜんず願ず」ずいう「五念門」に萜ずし蟌んでいたす。

 

これは、善導もこの結論に萜ずし蟌んでいるので、「善導も曇鞞も」「浄土論」に抑えを眮いおいるこずがよくわかりたす。

 

【21、22、23】はここたでを、端的に「箇条曞き」しおいたす。

 

【24】では、「信文類」のように、ザクッず「䞉心」の解釈をしお、「もし䞀心かけぬれば」の郚分に「少」を持っおきお「少(か)けぬれば」ず蚘述しおいるのは、「少しでも自我が混じっおは、生を埗ない」ず「芳経」の「隠密の意」を明確にしおいたす。

 

ここに぀づく「菩薩はすでに生死を勉れお(たぬがれお)。。。仏果を求む。。」ずいう「自利」の䞭身に「すでに」「未来際を尜す、これ利他なり」ずいう蚘述は重芁で、

「菩薩道には《仏果ず利他の未来すべお》が含たれおいる」ずいう内容になっおいるのです。

 

ここでも、この教えは「死埌定矩」ではなく「珟生定矩」であるこずが明確であり、

たた、「しかるに今の時の衆生。。。瞁に随(したが)っお。。。埀生せんず願ぜん。かの囜に到りをはりお。。。《自然任運》にしお、自利利他具足せざるこずなし。。」ずいう蚘述に、

 

《自然任運》ずあるポむントを、お東の「枅沢満之氏」は《任運に法爟に》ず「絶察他力の倧道」に曞かれおいたすが、「利他真実の䞉心により回向発願するず、今この時に《未来際を尜くしお》利他を行じるものに《自然任運》になる」ずいうこずが蚘述されおいたす。

 

 

 

 

ヌヌヌヌヌヌヌ2019/07/156−9☝

 

 

 

 

2019/07/116−7

 

【15】383ペヌゞに、「芳門」は「方䟿の教え」ず定矩し、「䞉皮心をおこすために説かれおいお、䟿宜䞊、即埀生ず説かれおはいる」ず蚘述しお、

文の流れから「このこずは、䞉皮の衆生が、圓来に埀生を埗る」こずだから、

さきに蚘述しおいる「䞉茩」各々に「䞉皮の䞉心がある」ず抑えおいたす。

 

この「䞉茩」は「定善(自力、自我諞行)、散善(自力、自我念仏)、本願(他力)」の䞉茩ず「教孊䞊」定矩されたすが、

これは、この講矩の6−4に解説した「芳経」の䞉茩ず、

「倧経」の䞉茩(蚻釈版41ペヌゞ「倧経䞋巻」始め)を合わせお、定矩をしおいたす。

 

「倧経の䞉茩」↓

① 䞊茩→菩提心をおこしお、無量寿仏を念じ、諞の功埳を行じる。
② 䞭茩→沙門ずなっお、功埳を行じる心をおこしお、ただ無量寿仏を念じお、善を修める。
③ 䞋茩→ただ菩提心をおこしお、䞀心に無量寿仏を念じる。

こんな颚な现かしい「仕分け」をしおいるのは、「顕地隠密」を明確にするためですが、

この内容は「ずにかく自力行は、所詮《自我行》でしかないけれど、ここから入らないず玍埗しない人が倚い」から、

あえお「倧経ず芳経」の「衚向きは違うように芋えおも、じ぀は同じ結論に至る」ずいうこずなんだず明確にしおいたす。

 

ここでは、このこずが理解できればいいんです‌(あえおいい切りたす。)

 

だから

【16】には、たず「釈迊」が「韋堀垌」に請われお、浄土の教えを説くなかで「ずりあえず浄土の教えの《芁門》をひらいお、

「安楜の胜人(阿匥陀劂来)」がそのなかでも、「特別な《匘願》を顕地したのです」ず蚘述しおいたす。

 

これは、浄土の「芁門」を「釈迊」が説き、そのなかでも「第十八願」は、「倧経で《釈迊が匥陀䞉昧》」で説いた「匘願」であり、この「第十八願」の匘願が「芳経の隠密」であるず論じおいたす。

(匥陀䞉昧は、教文類の「五埳瑞盞」に埓っおいたす。)

 

このように「やや耇雑な内容」ですが、「芳経では《芳仏䞉昧》や《念仏䞉昧》を説いおいるように芋えるけれど」、「芳経」でも「釈迊が匥陀ず䞀䜓になっお」「䞀心に回向発願(回願)しお、浄土に埀生する」ずいうこずが結論です。

 

【17】に、同䞀の内容を蚘述しおいたす。

ここでも結論は、「芳経」も「菩薩蔵」であり、「他力の《頓教》である」ずいう結論を論じおいたす。

ここで「菩薩」「蔵」が、「法蔵菩薩」を暗瀺しおいるず読み取れたす。

 

【18】からも「このこず」を詳现に論じおいたすが、「以䞊の内容」に「特別異論がなければ」ほが斜め読みでも問題はありたせん。(ずいい切らせおいただきたす)

 

ヌヌヌヌヌ(以䞋参考)「倧阿匥陀経の研究」䜐々朚倧悟氏より

 

第十節では、「倧経」(無量寿経)の異蚳である『倧阿匥陀経』の「付加の問題」を取り扱った。『倧阿匥陀経』は、最叀の蚳であるため、さらにそこに叀局・新局が分けられるのかずいう関心から、叀米様々な付加の議論がなされおきた。

そのうち、「面癜」や「矩」・「瀌」・「仁」、「自然虚無之身無極之䜓」の単語を基にする付加に぀いおは先哲により指摘されおいる。

文章単䜍では、「垝王ず乞人」の筒所・「䞉茩段の盎埌の二茩」・そしお「䞉毒五悪段」に぀いおも、 異質性が指摘されおおり、 これら の付加には私も賛同する。

ただし、「芳音・勢至に垰䟝する箇所」「阿闇䞖王倪子授蚘の堎面」に぀いおは 埓来にも付加の指摘があったが、 『倧阿匥陀経』のも぀雑倚性ずいう特城から、付加ではないず刀断した。

 

ヌヌヌヌヌ(以䞊匕甚)

 

぀たり「芳経」は䞭囜で䜜られたずいうのはほが定説になり぀぀あり、

たた、「倧経」にも「叀くから、䞭囜で䜜られた郚分が混ざっおいる」ずいう指摘があるが、

「䞉茩」に぀いおも「䞭囜で付け加えられた可胜性」は高いず蚀えるかもしれない。

 

 

 

 

ヌヌヌヌヌヌヌ2019/07/116−8☝

 

 

 

 

2019/07/086−6

 

382ペヌゞの぀づきに「広説衆譬」(広く諞々のたずえを説く)ずいっお、「芳想」の「十䞉の方法」を説いおいる「定善十䞉芳」を瀺しお、「汝はこれ凡倫、心も想いも矞劣(劣っおいる)だず知りなさい」ずいうような「芳経」の内容から、「汝」を「韋堀垌ではなく、この化身土文類の読み手」に蚭定しおいたす。

 

ここで、「悪人埀生」の「機(人間)」ず「読み手」に認知を促しお、「諞仏劂来には云々」ず「芳経」の「隠地」は、結果「みんな䞋品䞋生である」ず「顕わしお」いるず蚘述されおいたす。

芪鞞の緻密さは、ここで「地」から「顕」に文字を倉えお、「隠れおいたものが珟れおきたこず」を明確にしおいたす。

 

こういったこずは「蚻釈版」ではなく「挢文のたた」で読むずわかりやすいですが、「珟代語蚳」などにおいおも「キッチリ挢字をわけおありたすから」緻密な衚珟であり、芪鞞の緻密さは「半端ない」ずいうこずが明確です

 

このペヌスで曞いおいるず、「化身土文類」は長いので、ポむントを拟い䞊げおいきたす。

 

383ペヌゞのはじめに「芳想」を「方䟿」であるず確定定矩したす。(善巧方䟿よりレベルの䜎い方䟿)

だから、【15】に終わりに「倧経ず芳経の䞉心は同じ」ず定矩したす。

 

ヌヌ→なんだか最近、あくたでも「仏教以倖」だから「お知らせ」(むンフォメヌション)に茉せおいる、キリスト教ず仏教の関係においお、「仏教の真実則の芳点」から芋たら、キリスト教にも「顕地隠密」で「論が立おられる」ずいうこずが、この化身土文類にかぶっおきお。。

【重芁】

《「化身土文類」は「排他論ではない」「摂取の論だ」ずいう前提を間違えずに読めば。。》

ヌヌヌ

「䞭囜に枡っおきたキリスト教」である「景教(けいきょう)」が、空海、最柄の時代から、高野山や比叡山(日本)にもあったずいうこずや、西本願寺に「景教のバむブル」があるずいうこずからしおも、芪鞞が「景教」を知っおいながら「どこにも蚘述しおいない」ずするなら。。

 

景教にも、「仏教から芋たら顕地隠密があるず思えお仕方がない」ずいう「アタマが先走」っおいお、

このこずから、「化身土文類の《顕地隠密》ずいう芳点は、あらゆるずころにある」ず思えるから、

ニセモノ(停)に居るものを、たずは「第十九願」の諞行たで「誘匕しお」、さらに「第二十願」の自力(自我)念仏に誘匕しお、結果「第十八願」の他力(無我)ぞず誘匕するずいう「果遂」。。

 

【68】の「䞉願転入」の前提に論じられる「顕地隠密ずいう論点」は、「䞖界䞭に匵り巡らせおある」ずいえるなぁっお思いながらも、

 

じゃあそれが「䞖界䞭のさたざたな䟡倀芳の䞭」で、「仏教」や「浄土真宗」ずいう「文蚀である必芁もない」ずいう「深い意味」が理解されるだろうか

 

「さずりずいう境界」では「《コトバ自䜓》が俗諊を誘匕する方䟿」ずいう「無色無圢絶蚀」を䌝えるため「俗䞖にあわせるために䜿甚されおいる」だけなのだから、《文蚀が》「なに教」や「なに哲孊」でも「なに科孊」でもいいずいえる。。

 

お西の皲城和䞊は「西掋哲孊」を匕甚したりしおいたけれど、「哲孊は宗教に準ずる」ずいう「䜍眮付けか」ないしは「郚分匕甚」だからか、誰もが認めおいた。。吊、「皲城(和䞊だから)」誰もが「なんの疑いもなく」受け入れおいたのか。。

お東の「枅沢満之」は「西掋哲孊骞骚」ずいう曞も曞いおいる。

 

そういう意味では、すべおに「顕地隠密があり」いたや「キリスト教」にも芋える。

けれど「このA」が蚀っおいおも、ほがだれもが「なにいうおるんだ」っおいう感じになるずいうか、

「蚀うおる内容が意味䞍明」ずなるだろうなぁ。。

っお思い぀぀、人間の脳が導き出しおいるかに思える「創造」の䞖界ずいうのは、「神であろうが、劂来であろうが」《人間以䞊の䜕か》に寄っおいお、結果同じなんだず「芳察しお」いたす。

 

そうするず倧抂の珟代人は「宗旚が違っおも、行き着くずころは同じでしょう」っお簡単に蚀うおくれるけれど、「そういう人は行き着くずころの付近たで来おから蚀うおほしい」。。

「傍芳者」には「絶察にわからない」‌

 

さらにいえば「浄土真宗」にこだわっおいる方が「蟺地懈慢界」にいお「疑城胎宮」だった気がしお。。

「蒜山(ひるぜん)高原」で感じた「無条件な自然」の䞭で「どヌでもいい感じになっお」ひろヌい䞖界に出られた「以埌」この感芚のなかにいるから「すべおが顕地隠密だ」ずいう芳察があり、「浄土真宗」ずいう文蚀にこだわるこずが「疑城胎宮」なのだず思えお仕方がないのです。

 

そしおたた「このタむミング」での「高原ず化身土文類」ずいうシンクロ二シティが、ナングの「共時性」ず蚀う感じもあり、たさに「蚀葉にできない絶蚀」の感芚です‌

 

(もはや、「おたえの勝手」「自然界は厳しい偎面がほずんど」だずかなんだずかいわれおも、論を尜くせない状態です)

(たた、「自然界」においおも、日本はほが《山》ず平地だから広いずころにいお、「空が近い」「呚りになにもない」ずいう自然界は、「智願《海》」ず同じなのかもしれないから、芪鞞は「海」をよく䜿うのだろうか。。ず思っおみたりしたす。)

 

だからずいっお「なんでもいい」ず蚀うのではなく、あくたでも「教祖のような意図的な人物が、操䜜のために䜜った団䜓や」いわゆる「カルト」や「資本䞻矩などのむデオロギヌ原則のもの」は、「ニセモノ定矩」で「摂取すべき機(ひず)」だずいえたす。

 

倚くの僧䟶が、それを「嫌悪する態床を瀺したすが」嫌悪するのではなく、以䞋のような姿勢で、「受け皿」になるべきこずを孊ぶべきでしょう❣

https://r.goope.jp/sainenji/info/2680906

 

「化身土文類」は「排陀の論」ではない‌

このこずは「腹に据えなければ、正意はわからないこずに陥りたす」から、䜕床も蚘述しおおきたす

 

ただ、どうしおも「このこずはこの本論に曞いおおかなければいけない気がしお」いたここに曞いお、今日はこのたたで、キヌボヌド(筆)をおきたす❣

 

 

 

 

ヌヌヌヌヌ2019/07/086−7☝

 

 

 

 

 

2019/07/066−5

 

【15】で「顕地隠密」の「顕」に぀いお、「芳経の䞉心ず倧経の䞉心」が同じか違うかずいうこずから、前回↓蚘述したように、「定善、散善ず䞉犏」のものは「各々が自己によっお刀別する《自利の行》だから《利他》がない」ので、「倧経の䞉心ず芳経の䞉心」は「衚向き《顕》を芋おいるだけなら違っお芋えたす」ず蚘述しおいたす。

 

そしお「地」ずは、「劂来の匘願を地しお」「利他通入の䞀心をひろくグングン゚ネルギヌを増しおいくように広められおいく」ず蚘述しお、

そのキッカケが、「提婆達倚、阿闍䞖」の「悪逆」だったこずを蚘述し、

この出来事が「釈迊出䞖の本懐(玠壊)」を地す「事件」であるず蚘述しおいたす。

たたさらにこの「事件」によっお、「韋堀垌が南无阿匥陀仏を遞んだずいうこず」により、

釈迊が埮笑むような「匥陀の倧悲の本願がそこで開かれた」ずいういきさ぀を以っお「隠密」ず定矩しおいたす‌

 

ここでいえるのは、この「事件の衚向きの人間のありさた」の䞭に「真実がある」ず釈迊は蚀いたいのであり、

この事件そのものが「事実かどうか」でなはく「垃教䜿が〇〇なこずがありたしおね〜」などずいう「因瞁話しを創䜜する」のず同じようなこずかも知れたせん。

 

涅槃経や芳経など、けっこう「あちこちにこの話」は出おきたすが、「事実ずいうより、釈迊の持ちネタ」だったのかもしれたせん。。「なんおいうず目くじら立おお怒る人もおられるでしょうが」ど真剣です‌

 

これが事実なら「ミラクルなこず」になりたす。

芳経は「䞀経二䌚」ずいっお、「韋堀垌」が牢獄から「助けお〜」っお叫んだずころに「釈迊が珟れお」同時に二ヶ所で説かれたずいうこずや「阿闍䞖」の病魔が、この教えに出䌚っお治ったなんおいうこずは、ほが「ミラクル(奇跡的)」なこずであり、

 

よくいわれるこの「王舎城の悲劇」は、「比喩的に創䜜されたストヌリヌ」でなければ、

釈迊は「この事件の党䜓の問題を解決せずに、個人的な救いだけに関わっおいた」ずいう、

「朚を芋お森を芋ない」ずいうこずになるでしょう

 

もずい、぀づきに「教我芳斌枅浄業凊」ず「䞻語は曞かず」このように「わたしに枅浄業凊を芋せおください」ず請われおいる堎面ですが、ここでの「枅浄業凊」は「本願(ここは四十八願)が成就した功埳荘厳」ずいう「報土」を指しおいるず蚘述しおいたす。

 

そしお、「芳経」によく出おくる「教我思惟」(わたしに芳察を教えおください)ず「請い願う」ずいう「方䟿説」ず、

「教我正受」(わたしに正しく受け入れられる法をを教えおください)ずいう「金剛の真心(぀たりは信心)」ずいう「真実説」が説かれおいお、

 

それは、「諊芳圌囜浄業成者」぀たり「あきらかに圌の囜を浄業によっお成した者を諊芳しなさい」ず蚀っお「阿匥陀劂来」を指し瀺しおいたす

 

ここで382ペヌゞの4行目は「枅浄業凊」ずいう「堎所」を指しおいお、

この郚分は、「浄業成者」ずいう「生呜䜓」をあらわしおいたす。

 

そしおそうなりたいのなら「本願成就」の「尜十方無碍光劂来」を芳知すべし。。

ずありたすが、これは「無為法の劂来」を「本願ずいう智慧を通しお芳察」しなさい。

ずいう意味がここたでの内容から「掚察」できたす。 

 

「光明」→「智慧」→「本願」の次第が、「本願」→「無碍光」→「阿匥陀劂来の芳察」ずいう「方䟿則の次第」になっおいたす。

぀たり、ここでは、ほがこの郚分の䞻語が「韋堀垌」ならば、「方䟿則から真実則」ぞ向けなければ「成仏䞍可胜な機(人間)」には、通じないからだず思われたす。

 

こういう郚分を「教行蚌文類」党䜓の流れから読み蟌たなければ、「ここでなんで《無碍光劂来》の立ち䜍眮が逆転しおいるのか」ずいうこずがわからなくなり、「意味䞍明」に陥りたす。

 

぀たり「無色無圢絶蚀」から「無碍光」ずいう「光明」が「劂来しお」、それを「智慧」ず定矩しお、

「機根(真実則がわからない察象者)」のために、「方䟿則」の阿匥陀ストヌリヌ(なかでも四十八願)によっお「仏智を埗る」ずいう流れで進んできおおり、

 

その流れで「信文類」では、ほが無碍光劂来には蚀及せず「阿匥陀劂来の完党方䟿則」で「さずりに至るシステム」になっおいるから「《無碍光劂来》の出番がなかった」のに、

いきなりここで、「阿匥陀劂来(本願)ず無碍光劂来」の立ち䜍眮を逆転させおいるのは、「芳経の察象者」が、「真実則」が理解できないず思われる「韋堀垌だったり阿闍䞖だから」ず蚀えたす。

 

しかしここであえお「尜十方無碍光劂来」を「芪鞞」が出しおきおいるのは、「根本は《智慧》ず蚀いたい」からなのでしょう

「無色無圢絶蚀」から「智慧の本願が出お」それを「無碍光劂来」ず「無為法の真実則定矩」をしお、

「察象者」に応じお「智慧の本願」を「有為法ず錯芚させる《阿匥陀劂来》」の「善巧方䟿」ずしお説いた。

 

ずいう「教行蚌文類」の党䜓が「ダブルスタンダヌド」だからずいう理解です‌

 

なお「真実則」の「四十八願」は、「法蔵菩薩(有為法)」の「五念門行」ずしお「定矩されお」いたす❣

 

 

 

 

ヌヌヌヌヌヌヌ2019/07/066−6☝

 

 

 

2019/07/036−4

 

381ペヌゞの【14】は、「念仏蚌拠文」などずいう、圓時から「蚌拠」ずいう文蚀に意味があったのか、わざわざこの文蚀を入れおいたす。

たどろっこしいので、倧雑把にいえば「自分がいかに《無胜》か」ずいうこずをよく考えお、第十八願は、「特別の䞭の特別で、もうどういえばいいかわからないほどスペシャルな願い」だず曞かれおいるから、「匥陀を称せよ(匥陀を称讃せよ)」ずごり抌し的な匕甚ずいう感じがしたすが、

 

ここにある「おのが胜を思量せよ」が重芁なポむントです。

「自我に振り回されおいお、さずれるなんお思っおる」のですか‌

ずいう、けっこうキツめな内容です。

 

この蟺は「芳想念仏」ず「人間の胜力を《定散の仕分け》《䞉犏九品の仕分け》に定矩するこずが目的だから、やたらず「芳経」が出おきたす。

 

そこで論ずしおは「ここたで《真実則方䟿則》《䞀元ず二元》のダブルスタンダヌドで教行蚌文類が蚘述されおきたのず同じように」。。

「芳経」もダブルスタンダヌドであり、結果「真実則の䞀」ずいう「論」を展開しおいきたす。

 

それが【15】に「芳経」の䞉心に぀いお、問答圢匏で説かれおいる「顕地隠密(けんしょうおんみ぀)」ずいう内容です。

 

ここでもわかるように「化身土文類」の冒頭ず同じように、真実則で「芳経」を蚘述するずきは「無量寿仏芳経」ずいう蚘述がされたす。(どうやらこのこずは「珟代語蚳」には反映されおいたせん)

そしお「方䟿則」の堎合には「芳経」や「芳無量寿経」ず蚘述されおいお、ダブルスタンダヌドをキッチリ分けおいたす。

 

そしお、「信文類」に「至心は芳経の至誠心」っおすでに「解釈しおいる」こずを、改めお、「衚面的には違っお芋えるけど、じ぀は同じなんです。」ず芪鞞は蚀いたいのですが、

 

ずりあえずお決たりの

人間を仕分けお、「䞉犏」に぀いお、「善導が」

「第䞀の犏を䞖俗善」ずいう「䞖犏」ずし、

「第二の犏を戒善」ずいう「戒犏」ずし、

「第䞉の犏を行善」ずいう「行犏」ず「仕分け」おいたす。

 

ここでいう「䞖犏」は「䞖俗の善根のこずで、仏法にはただ出䌚っおいないけど、「孝逊に努め仁・矩・瀌・智・信」ずいう「儒教などで掚奚しおいる善根」の埳目(道埳)を行じるこずをいい、

「戒犏」は「戒に《人倩、声聞、菩薩》の戒があっお、戒の実践」を瀺しおいたす。

「行犏」は、「倧乗の心をおこしたもほが、キッチリ修行しお、人にも勧める」ずいう利他を実践しお、か぀「悪を捚おお心をそのたた維持するこず」をいいたす。

 

九品は、

 

「䞊品䞊生、䞊品䞭生、䞊品䞋生」は「倧乗の善(行犏)を修める凡倫凡人」

「䞭品䞊生、䞭品䞭生は、小乗の善(戒犏)を修める凡倫凡人」で

「䞭品䞋生は(䞖俗の善根)を行なう凡倫凡人」

「䞋品䞊生、䞋品䞭生、䞋品䞋生は眪悪の凡倫凡人」

 

ずいう「胜力仕分け」の目安です。

この文蚀の「二善」は「芳想念仏の《定善》」ず「日垞的な心を意味する《散善》」で、

「䞉犏」は↑䞊に蚘述した「ステレオタむプ」の「胜力分類」です。

 

ずりあえず「こういう自我でなんずかしようなんおいう人たち」は、そもそも「報土の真因じゃない」し「諞々(䞊䞭䞋䞉茩)」の人間も、「自利各別(それそれの思いで個人的な)䞉心だから」無我ずいう定矩に統䞀した「利他の䞀心」ではありたせん

 

あくたでも「劂来が仮の方䟿ずしお」たずは「ずりあえずなんでもいいから浄土を願(欣)わせる」真実ずは「違う(異)」あくたでも《方䟿》で、

「芳経の《衚向き》(顕)のスタンダヌド」ですずいう「論述」です。

 

そしお「地」っおいうのは、「真実が隠れお地されおいる」ずいうこずで、

「劂来が匘く色んな者(機)を摂めずろう」ずいう「利他に通じる《䞀心》を地しお」いるずいう「劂来が《真実則の䞀心》に誘導しようずしおいる《劂来からの至心信楜のこころ》」が、ここには「隠されおいる」んです。

 

ずいうず、「ありがたい」っおなりそうですが、ここで「自我」を喜ばせおいるず「我ぞの欲」になりたすから、「静かに《無我ずいう生呜状態》になっおいける《真実道》なんだ」ず読み蟌んでいきたしょう。(欲に぀いお補足その5の151を芋おください)

https://r.goope.jp/sainenji/free/hosoku5

 

しかし、こういう「ダブルスタンダヌド」があるずいうこずを、芪鞞は発芋したずいうこずを俯瞰しおみるず、ほんずうに「ゞヌニアス(倩才)」だずいう「

超人的な論述」であるずいう感は吊め。。ずにかく「スゎむ」ず思いたす。

 

 

 

ヌヌヌヌヌヌヌ2019/07/036−5☝

 

 

 

2019/06/306−3

 

【8】の劂来䌚の匕甚で、「疑い(疑悔)」によっお「仏智を求め」お、自己の善根を積むこずをしおいるものは500幎は「宮殿」に䜏んでいるだろう、ずいうような内容になっおいたす。

「わたしは功埳を積んでいる」ずいう「自己満」、いわば「おめでたい宮殿にいるようなもの」ずいうこずでしょう

この蟺の衚珟は、「芳想的」ですが、「匥勒菩薩」に釈尊が「仏智を信じたものは」。。「浄土の蓮華に犅を組む」ように「化生」しおいるずいう蚘述に「」ずなるかたもいるでしょう。

なにがずいうず、匥勒菩薩はこんなに釈尊のこずばを聞いおいお、なぜ「菩薩」のたたなのか

 

仏が滅した「五十六億7千䞇幎埌」に「成仏する」こずに、なんの意味があるのか

「そもそもその頃には地球自䜓がないかもしれない」のに。。

さっさず「成仏しお、還盞回向したらいいじゃないか⁉」っお。。

これも「僧䟶ではない方」からの指摘ですが。。

 

たぁ「地球が🌏あるかどうか」は眮いずいお。。

「あえおそういう遞択肢がある」ずしかいえないけれど、「そういう遞択肢がある」ずいえたす。

あくたでも「修行䞭」であるずいう立ち䜍眮で、劂来のこずばを玠盎に聞くずいうスタンスに「身を眮く」ずいう、「珟生正定聚」である「真実則」で読めば、「匥勒菩薩」は「わたし」であるずいう立ち䜍眮になりたす。

珟生で「浄土に居ながらも還盞回向の菩薩」のように「利他る」こずが、「匥勒菩薩もじ぀はすでに成仏を経お、還盞回向の菩薩」ずいう意味での「菩薩」であり、「利他」る衆生が居なくなるず考えられる「五十六億7千䞇幎埌」たでは「他利利他」に培するずいう考え方もできたす

 

仏教は「無垞無我」(䞉、四法印)の根本を間違えなければ、自由に解釈できたす❣

ただしこの「䞉、四法印」が抜け萜ちたら、仏教ではなくなり、「䞖俗の持ち越し」になっおしたいたす‌

 

いずれにしろ【9】【10】においお、「ずりあえず、小行の菩薩も少功埳を修習のものも、みんな埀生する」「ずにかくそういう人は倚いであろうけど埀生する」っおあるのは、「ずりあえず生たれおも《蟺地》《宮胎》に堕ちたす」ずいう【11】の文蚀に぀ながり「結果これらのひずは、蟺地や宮胎にしか䜏めない」ずいうこずが、いいたいのでしょう。

 

これは、「珟実的に、䞉、四法印」に背いおいお、「すべお自我行」なので「砎我」の「屈服瀌拝」にすらならないから、「雑毒の善」ずいうように「自我(毒)が混じっおいる」ずいうこずになるからです。

「わたしは良いこずをしおいる」ずいうひずほど「厄介なひず」はいないずいえるかもしれたせん。

抌し付けや抌し売りのようになったり、それが「自己防衛」だずわからないたたになりたす。

 

「毒」は「自然界」では「生呜䜓の自己防衛」ずしお存圚しおいたす。

「雑毒」ずいうのは「自己防衛」。。぀たり「自我防衛」だずいえたす。

 

そういうステヌゞで、「埀生しおる」「埀生できる」ず思っおいおも、ほんの「蟺境」でしかなく、「深い理解を埗られず」「お城の殿さたのよう」に、自己満に堕ちる(はたり蟌む)ずいう事実を蚀っおいたす

これを「芳想」からいっおも「自我の䞖界芳から出られない」「自我の浅い次元から広げられない」ずいうこずを意味しおいるずいえたす

 

仏智を信じお「埀生」を埗お「正定聚」に「䜏むもの」は「劂来になれる」ずいうこずを「スゎむ」ず「喜ぶより」以䞊に「他利利他の芳察」に生きる重芁性を「砎我」「屈服瀌拝」の䞭から埗(獲)お、「讃嘆行」に生きるようになるずいうこずが、「利他のために珟実を深く芋る」「高いステヌゞに自然に䞊がり、俯瞰できるようになる」ずいう珟実になるこずの方を「遞択本願」する(本願を遞択する)のです‌

 

【12】に「仏智を疑っお浄土に生たれお、これは蟺境だ、教えが埗られない」「ただ胎児のような状態だ」ず思うなら、「疑いを捚おるべきである」ずいう蚘述があるのは、「死んでから先では、刀断できないこず」であり、ここたでが「いた」を論じおいるこずが読み取れたす。

 

【13】【14】はここたでのいったんの「結論」です

 

 

 

ヌヌヌヌヌヌヌ2019/06/306−4☝

 

 

 

2019/06/286−2

 

そもそも「化身土文類」は、「廃立」぀たり「仕分け」(裁き)のような偎面がありたすが、

それが、「排陀ではないこず」を根本にしおいるこずが重芁ポむントです

 

さずりに向かわせるために「あえお蚘述されおいる」ず考えなければ、単玔な「セクト」になっおしたい「これ以倖はダメ」ずいう「遞択肢」を䞎えお「遞べ」ず匷制しおいるように読むべきではないでしょう‌

 

なぜ「それが《仮》であるか、《停》であるか」を論じお、「仕分け」の論理を瀺しおいる。

 

そう理解しなければ「返っおほかの宗掟や信じおいるこずを持っおいるひず」ずケンカしなければならなくなりたす。

たたは、「これ以倖の人は《地獄に行く》」ずいう「自己満足」で終わりたす。

 

この「自己満、自己䞭」を「自我」ずしお「廃すべし」ずいう内容なのに、

 

逆に「自己満、自己䞭」を「増䞊」しおしたうこずになりたす。

「お西のごく䞀掟の論題」こそ正しく、あずの「䞖界䞭の思想」は捚おなければならない。

なんおいう「カルト」になっおしたいたす。

 

そういう意味では、たったく「逆効果」になっおはいけないので、あえおこの重芁ポむントを曞いお進めおいきたす。

ヌヌヌヌヌヌヌ

そこで375ペヌゞの【2】は、「汚れた時代に矀れおいるもの」「よごれた悪を認識に含む(阿頌耶識に皮子を含むもの)」は、九十五皮類に分類される「倖道(仏教以倖)」を邪道ずしお、「やめる」ないしは「受け入れないように」しお、「仏教の䞭でも䞭途半端な教え」の「法門」に入っおも仕方がない。

 

だから、「垌(たれ)な真実」に入るべきである。

しかし䞖の䞭には「仮や虚停」が倚くはびこっおいる。

 

だから釈迊は「いろんな良いこずや諞々の行をすれば浄土に生たれる」ずいう「犏埳蔵」(犏や埳がしたわれおいる阿頌耶識)ずいう「方䟿」で真実に誘導しお、

 

結果「阿匥陀劂来の第十八願」によっお、

「諞有」(二十五有)の衆生海、深めれば「諞有(䞀切有)」の海に真実を䞎えられるずいい、

 

しかし、釈迊が「諞説を説くたでもなく《倧悲の願》(悲願)」があっお、第十九願の「修諞功埳の願」に、「臚終に珟前する」「珟前しお導生」「来迎しお匕接」する願いがありたす。

 

ずいう論理で「第十九願」は、䞻に「芳想」を説き、その他の「良い行い」を含む「願」であるず定矩しお、

 

これは「自己のむメヌゞで、至心を䜜るように発願する願い」であるず蚀っおいたす。

 

【3】にこれは「倧経」の「第十九願文」が根拠であるず匕甚しおいたす。

【4】は異蚳で「悲華経」の「第十九願に該圓する文蚀」を匕甚しおいたす。

 

埓来、これ(第十九願)を「単玔に死ぬ時」に「来迎が来る」こずを説いおいるずいう解釈が䞀般的ですが、ここで芪鞞はあくたでも「定散九品」ずいう定矩を【5】に蚘述しおいたすから、「芳想(䞉昧)」を基本にしお、「さたざたな行」に広げおいるので、「珟生に芳想する行」ずいう定矩で読む必芁がありたす。

 

そこでいう「臚終」は、「心の呜の臚終」たたは「自我の終わり」を意味しおいるずいえたす。

 

そういう意味で【6】【7】には、「芳想」を瀺すような匕甚がされおいたす。

そしおこの【7】においおは、冒頭の「懈慢界」「疑城胎宮」をポむントにあらわす内容になっおいたす。

ポむント郚分の「疑城」は、「たるで《自我がお城の䞻》」であるような、たったく「仏の文蚀を受け入れおいない(屈服しおいない懈慢界のおごり)」ずいうこずをあらわしおいお、

「胎宮、胎生」は「母胎の子宮に着床」するほどの「生」ずいうこずで、「生たれ出おいない」ず解釈すれば「あいたい理解」にはなりたせん。

 

どうも「真宗孊」では、「浄土に生たれた」けれど「疑いの城に閉じこもっおいる」ずいうような解釈で、生たれおいるのに「城に閉じこもる」っおいうこずが、珟代では「お城に(匕き)こもれる方がラッキヌ」なんおいうふうに理解されおしたいそうです。

 

このあたりは「芳想」぀たり「倩芪の唯識論」前提であるず理解すれば、同じ「倩芪の倶舎論」からの論理であるず蚀えるので、「倶舎論」の「十二瞁起論」でいう「無明の着床」ずいう郚分ず「胎生」は「䞀臎」したす。

 

「子どもが母胎の子宮にたでは着床したほどの状態の生」ず理解するず容易にこの郚分が理解出来たす

 

いずれも「自我行(疑城)」ずいうこずず、「子宮の胎児ずいう生果(無明の着床→胎宮)」で理解すれば、「諞行や芳想」による「勘違い」が導く「果」は、浄土にたずもに生たれられない「胎児」でしかなく、「無明の生になる」こずを蚀っおいるず解釈できたす‌

 

 

 

ヌヌヌヌヌヌヌヌ2019/06/286−3☝

 

 

 

 

2019/06/236−1

 

374ペヌゞから「化身土文類」です。

「化身土」に぀いお「芳経」ず「阿匥陀経」の「意」だずしおいたすが、

「化身土」を、タむトルでは「方䟿化身土」ず蚘述しおいたす。

 

぀たりここで「論じ」られる内容は「善巧方䟿」ではない「マゞ方䟿」ずいうこずを蚀っおいるのでしょう。

これを「仮」ず定矩しお、「仏教以倖」を「停」ずしおいたす。

 

ずはいえ、《仮》ずいう定矩であっおも、「真実則」からでおいる、たたは「真実ぞの誘導」ならば、これも「真実の䞭身の䞀郚」ずいえたすから、「吊定」ではありたせん。

 

しかし「意倖にも」この「化身土文類」の《停》の郚分は「かなり長い匕甚」がされおいお「明確な吊定」をしおいたすから、よほど、「停」に぀いお「仏教ではない」ず明蚀したかったのだず掚察できたす。

 

【1】においお、化身土は「無量寿仏芳経」の「真身芳」に説かれおいる仏身ず「芳経」に説かれおいる、「䞉昧(芳想)」における「浄土」ずいう定矩をしおいたす。

 

ここでなぜ「無量寿仏芳経」ずいう文蚀ず「芳経」ずいう文蚀を䞊蚘しおいるのでしょう。

掚察できるのは、「真身芳」は「無量寿仏を䞉昧ずいう行で芳察する」「芳経の第九芳想」限定の《方䟿法身》であるずいうポむントを明確確定しおおり、

「浄土」は「芳経などにおける《あらゆる郚分共通》」の浄土であり、「菩薩凊胎経」などにある「懈慢界」ずいう「芳経を䞭心にした広い意味での浄土」ずいう定矩になるからだず考えられたす。

ここで、浄土を単に「土は。。」ずいう蚘述がされおいるのは、「噚䞖間」ずいう「堎」をあらわしおいお、「阿匥陀劂来の浄土」に限定しおいないず考えられたす。

 

たた、ここでこの「化身土文類の仏も土も」ここたでず同じように「珟生における《行》」ずその《果》に぀いお「䞀貫しお《珟生定矩》」で読たなければ、「あいたいな理解」におちいりたす。

 

そこでここをたずめるず、

「仮の仏ず浄土」は「珟生で真身を芳想するための圢」である《第九真身芳》に説かれおいる「芳想(瞑想)䞊での仏身」であり、その「果」は「懈慢界」になる。

「そしおたた《果》に぀いお」は「倧無量寿経」に説かれる「疑城胎宮」になる。

ずいう内容です。

 

この「真身」を「図圢」であらわしたものが「私たちの本堂や仏壇」に安眮されおいる「方䟿法身」だずいうこずになりたすから、「仏像」を「真実ず思っおは間違い」たす。

 

ここで、「懈慢界」や「疑城胎宮」ずいう《果》に぀いお、これらの文蚀の内容は「この時点」では定矩されたせん。

この時点では、察するに「芳想行」の仏をむメヌゞしおも「無色無圢絶蚀」ずいう「真実則」から論じたら、この芳想は「䞍確定なむメヌゞ」でしかなく「そのむメヌゞが《行者に䟝存され》か぀《実圚ずいうむメヌゞになる》」から、

「懈慢界」ずいう「おこたりや慢心」ずいう「果」になるずいうこずです。

 

ただこの時点では、よく蚀われる「自力念仏」に「行」を定矩しおいたせん。

暙挙には、「至心発願」「至心回向」ずいう蚘述がありたすが、内容は䞍確定です。

 

この段階でこの「因果」を掚定する理由は「このように芳想するこずは難しいから怠る」たたは「このような実䜓ではないものを芳想したずきに《慢心》が生たれる」こずが「《浄土教や芳経の基本定矩》である《仮の方䟿》がもたらす果」だからでしょう。

 

これを「念仏限定」するのは、この埌にいたる流れの䞭で「定矩」されたす。

 

たた、この「果」を蚀い換えお「疑城胎宮」ずいうのは、この時点で文字から察するに「疑いによっおお城にいる気持ちになる」぀たり「慢心」ずいう「自我におさたっおしたう」けれど「じ぀はその行者は胎児が子宮にいるような《生たれる以前の状態》」ず蚀えお「《蚌果》を埗られない」ずいう状態であるず定矩しおいるず掚察できたす。

 

ヌヌヌヌヌヌヌ2019/06/236−2☝