インフォメーション(日々更新中)
2019-06-29 02:22:00
主の祈りと「信文類」(方便則)
キリスト教には、「常に称える《主の祈り》」という文言があります。
主は「絶対神」ですが、仏教は「神」を認めないのが基本ですが、
思考構造は同じで「法」という「無為」は「絶対」です!
この「法」の方便人格化(有為化)が「阿弥陀如来」で「絶対神」とほとんど変わりません。
人間と如来は「根源的に一(イチ)」ですが、「阿弥陀如来」は人間に対して絶対であるという立ち位置で「方便則」が説かれる以上「2」になります。
ただし、教行証文類の「真実則」は「無為法で無機質な無我、空」ですから「一」です❣️
しかし親鸞が「方便則」(信文類)に記述している内容は、インフォメーション(6月23日部分)に書いたように、
「景教(中国にあったキリスト教)」に構造が酷似していて「天台宗(比叡山)」にも「真言宗(高野山)」にも伝わっているところから、親鸞も「知っていた」と考える方が自然です‼️
とにかく「阿弥陀如来」と「神」はいろんな部分が符合しています!
「絶対的」「光」「夜」「智慧と知恵」「愛と大悲」「他力性」「み名」「偶像崇拝ではない(絵像より名号)」「ひとりご」「無分別智(神か法に全てが集約される)」「慚愧と懺悔」「国」「悪から護る」(冥衆護持または阿弥陀経の一切諸仏所護念経)「父母にたとえる」などなど、
数え上げたらキリがないぐらい符合します!
なにより中国では「景教」を「真宗」と呼んでいたことは重要でしょう!
また「善導」の「光明寺」は、「景教」の「大秦寺」と近くにあり、「観経中国撰述説」で言えば「南无阿弥陀仏」という「南无と阿弥陀仏」を連結して《み名》を重要にする」のは、
この辺から生まれています!
また、法然の親は「秦氏」であるという「特殊な生まれ」でもあります。
さて試みとして、この「主の祈り」を「信文類」に則して記述してみます!
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福音ルーテル教会の「主の祈り」から。。
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天にいます、われらの父よ。
み名があがめられますように。
み国が来ますように。
みこころが、天におこなわれるとおり、
地にもおこなわれますように。
わたしたちの日毎の食物を、
今日も、お与えください。
わたしたちに負債のある者を赦しましたように、
わたしたちの負債をも、お赦しください。
わたしたちを試みに会わせないで、
悪しき者からお救いください。
み国も、力も、栄光も、
とこしえにあなたのものだからです。
アーメン(その通り=南无)
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阿弥陀如来のみ名を諸仏とともに讃嘆し、十方に広まっていきますよう!
そして浄土という「浄国」へ「欲生心」をもって来たらしめんことを願います。(ここは未来法の落捨)
「浄土」の「智慧と如来の大悲」がこれからも「十方に聞こえます」ように。
「法滅に至って」もなお人間界にも、そそがれますよう!
救いの恵みに報謝します。
わたしたちも「十方衆生」を受け入れます。
わたしたちは「慚愧」(懺悔)をもって、如来を讃嘆いたします。
わたしたちが「地獄、餓鬼、畜生」の三悪道という悪しきものから諸仏の守護があって、
三悪道に退転しませんように。。
浄土も本願力も光明も永遠に「如来」による賜わりものですから。
南无阿弥陀仏
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真宗の領解文(お東で「改悔文」という)
もろもろの雑行雑修自力のこころをふりすてて、一心に阿弥陀如来、われらが今度の一大事の後生、御たすけ候へとたのみまうして候ふ。たのむ一念のとき、往生一定御たすけ治定と存じ、このうへの称名は、御恩報謝と存じよろこびまうし候ふ[3]。
(ここまでの内容は意味がほぼ同じ)
この御ことわり聴聞申しわけ候ふこと、御開山聖人[4]御出世の御恩、次第相承の善知識のあさからざる御勧化の御恩と、ありがたく存じ候ふ。このうへは定めおかせらるる御掟、一期をかぎりまもりまうすべく候ふ。
(真宗で蓮如以降、日常的に唱えられている、最近は用いない寺院も多い)
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女子パウロ会とその他共通の「主の祈り」
『主の祈り』(聖公会/ローマ・カトリック共通 )
天におられるわたしたちの父よ、
み名が聖とされますように。
み国が来ますように。
みこころが天に行われるとおり地にも行われますように。
わたしたちの日ごとの糧を今日も お与えください。
わたしたちの罪をおゆるしください。わたしたちも人をゆるします。
わたしたちを誘惑におちいらせず、
悪からお救いください。
(エキュメニカルな集いなどで、頌栄を続けて唱える場合)
国と力と栄光は、永遠にあなたのものです。
アーメン
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カトリックの「主の祈り」
天におられるわたしたちの父よ、
み名が聖〔せい〕とされますように。
み国が来ますように。
みこころが天に行われるとおり
地にも行われますように。
わたしたちの日ごとの糧を
今日もお与えください。
わたしたちの罪をおゆるしください。
わたしたちも人をゆるします。
わたしたちを誘惑におちいらせず、
悪からお救いください。
国と力と栄光は、永遠にあなたのものです。
[アーメン]