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2019-10-02 01:16:00

裸の王様に見えなかったものは?

「裸の王様」にも「街のみんなにも」見えていないのは、「すばらしい服を持ってきた詐欺師」と「詐欺師に同調してほんとうのことをいえない、またはいわないほうが自己保身できると思っている部下」の「損得と保身の心」だといえます。

また、「街のひと」は「問題意識のない傍観者として明日は我が身」を学習しようとしない姿勢が見て取れます。

この話は「王様」をあざけっている話しのようで、じつは「関係者すべてがもっている課題」を明確にする「簡潔な物語」といえると思います。

この物語のなかで、「裸や!」っていったひと(子)と「王様」の「その後」はどうなったのでしょう。。

ご質問のこの物語で王様が見えなかったことは、「社長や住職」という立場で生きてきたわたしから見ると「信頼おけると思っている部下や檀家さん」でも、

「ほんとうのことを言わないということに気づいていない、性善説でひとを見ていることのミス」といえます。

ウラを返せば、「祭り上げられている人は、正確な情報判断ができなくなる」ほど「愚かな判断をしてしまう」ということです。

決して「王という立場にのぼせ上がっていなくても、起きうる判断ミス」なのです。

もちろん「マジで愚かな王もいます」が、この物語を「どの立ち位置で読むか」という読み方で、「見えなかったもの」は変わります。