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2020-07-02 01:52:00

数ヶ月でこの強さ‼️

最近全くの素人さんが「中国武術」を学びたいといってこられ、、

「健康や美容」のためではなく「武術として学びたい」とおっしゃったので、武術として「太極拳やいくつかの武術」を教えています。

 

わたしが滋賀に移り住んで30年以上になりますが、周辺に中国武術の道場がなかったために「台湾」の師匠道場以外では、中国武術同士で練習することはなかったのです。

 

そのため私は、ほんの時々「空手道場」で一緒に練習をさせていただいていました。

そのなかでは気づかなかったことが、この素人さんに教えつつわかったので、あえて書かせていただいています。

 

それはまるで「教える自分が教えられた自分と戦っているような雰囲気」になり、、

中国武術は「智恵の武術」だと再認識したという事です。

 

柔道家が、「背負い投げ」だけではなく「いくつもの技」があるように、「中国武術」には多くのバリエーションがあります。

 

たとえば「龍、ヘビ、虎、ツル、豹」などのバリエーションです。

 

とはいえ、バリエーションを変えてみたところで「簡単にはとくに変わらない」だろうと思っていましたが、、

 

基本の戦い方に「ひとつまたひとつ」と技を教えるごとに、ゴロッと変わって「強くなる」というのが事実だと再認識したのです。

 

じつはこの方は「ほんとうに熱心」なので、ふつうは教えない重要な秘伝から教えたのです。

 

18歳ごろに学んだ「中国武術」の師匠がそういう教え方だったので、

わたしもそうしただけなのです。。

しかしそうしたせいなのか、、

この方は「技を教えるごとに、マジ強くなっていく」ので、、

 

まだ数ヶ月なのに、わたしともそうですが「黒帯の空手家」さんも、、

「アカン!どう攻めたらいいかわからない。。」といいます。

 

ちなみに、空手家さんには「この方は学んで数ヶ月」とはいってはいないのですが。。

 

いずれにしろ、「なぜこの技なのか」、、

という理由があってのバリエーションなんだという「先人の智恵」があると実感しています。

 

武術をスポーツに変えることはカンタンですが、、

「そこ」にある深い智恵を学ぶことで、実力に大差が出ることが大事なことなのだと改めて実感しています。

 

お経を読むのでも、本来の「雅楽の音」で唱えることが難しいからといって、「西洋音」に変えれば簡単に習得できますが、、

 

お経を音読して唱えるときに「古来の伝承音」で唱えるところにこそ、先人の智恵を学ぶことができます。

 

教育でもなんでも「同じこと」なのだと思いますが、、

 

「カンタンにすること」で学びやすくはなっても、奥深い智恵につながらないということを実感します。

 

よくいう「知識があっても使えないもの」なら「智慧にはならない」ということです。

言い換えると「知識の使い方を学ばなければ、智恵に変化しない」ということでしょう。

 

基本の「術(じゅつ)」に「技(わざ)」を加えて智恵になったときに、、

こんなにも「急速に伸びること」を改めて実感しました。

 

ふつう「技」から「術」へと進むことを、逆転させたことによる成果だと思っています。

 

「知識を得たら、こう使いなさいよ」という「智恵」の教え方です。

 

「知ってる知識を自分で考えて使え!」という流れでは「知識から智恵をどう生み出すか」ということがわからないまま「ゴミ知識」のようになってしまうのでしょう。。

 

このたび30年以上「誰にも教えるご縁がなかったこと」から、教えることで、さらなる学びをしていると思っています❗️