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2021-09-19 22:18:00
死後の世界と言う概念‼️
【死後の世界の概念が与える意味】
これは私が坊さんだから言うことではありません。死後の概念と言うものを持つことを忘れてしまうことによって、命の尊さや生きる意味をあえて頭と言う頭を犯してしまっています。
つまり成功や夢の達成と言うものを追いかけながら、それを生きている数十年の間に成し遂げようと追いまくられ、ストレスにまみれ、人との関係性を利害関係だけで作り上げ、どんどんと精神的に粗雑になってきているように思います。
そもそも成功や夢の達成と言うものは、この世で成し遂げられるようなものは大したではありません。キリスト教などにあるように、天国の実現であるとか、そういったことを何千年と言う計画を持ってやっていくのですから、それは壮大なものであると言えますが、今の数十年だけで達成できるような夢は子孫にも受け継がれる事はなく、結果的に実現しないものか、実現したとしても、その状態を維持することにまた追いまくられることになります。
「私はここまでで死んでしまうけれど子や孫に受け継いでくれよ」と言えるような人間世界が本当に良くなるような夢や成功を描くことができなくなります。
そういう夢や成功のイメージと言うのは、子供や孫に良い人生を歩ませるようなイメージを描かざるを得ないといえますから、子供や孫への大いなるプレゼントになるとも言えましょう。
そういう意味においても、宗教を持つか持たないかにかかわらず、死後の概念と言うものが、現在の命のあり方を決定していくと思われます。