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2021-12-10 21:23:00
宿屋。
《旅路より》
海の街は、広大な海や潮の香りがとても心を洗ってくれます。
また、こんなわけのわからんおっさんの面倒みてくれるようなおばちゃんもいます。
ここでは、いのちを生かしも殺しもする海の存在に感謝をしておられますが、やはり皆さん、その中で培われた、何かに感覚的な鋭さを持っておられるなぁと感じています。
そういえばアフリカの人は視力が5.0とか、何キロの先の声であっても聞こえるといった人間の本来の能力を活かしながら生きておられるようです。
ここのおかみさんたちも感覚が鋭い!!
ここのおかみさんも「酒が強い❗️」
一回勝負して負けてしまいました。
とにかくいろいろ話し込んで、「あんたのいうとることは難しいけんど、ホントのことを言うとるっていうのんはわかるだけぇ」「じゃなきゃ、めんどうみとりゃせん」って、理屈じゃなくて感覚で判断しておられて、宿泊代も5,000円じゃなかったみたいで…
「あんたの言うとる事は難しいけん」と言って、私の話の中身がどうなのかということよりも、ただ私が自分に嘘をついたり相手を騙そうとしていないということを「ホントのことを言うとる」っていってはるんやなぁと感じました。
これって、布教でもこういう感覚で聞かれる方がじつは多いのじゃないかとも思ったものです。
文明が発展することによって、この感覚と言うものがどんどん鈍っていると言うことをつくづく感じています。
文明に毒された、ショッピングモールなんていうのも全くないし、コンビニエンスストアなんて言うものも車で10分以上走らさなければないし、若い人もほとんどいなくなっているけど…
ここにいる40代位までの若い人は、やっぱりパソコンとかタブレットとか持っているけれど、「ネットゲームなんて、よーわからんわい」「SNなんとかも、一緒に酒も飲めんけん」っていいながら、なんとなく毎日どこかでみんなが集まって飲んでる…
コロナさえ気にしてない人も多くて、「そんなもんより海の方が怖い時は怖いけん」というわかもんが多いし…
時代の問題じゃない、環境の問題なんだってよくよく思いました。
都会には、無機質な建物が多くて、デザインもモノトーンの無機質な感じだし…
カッコよくてスマートだけど、なんだか冷たいんです。都会は…
そして、都会に毒された人はもう帰ってこない。
こんなに良い環境で、人も理屈を超えた暖かさがあるのに、そういうのが煩わしいなんて思っている人も多いようだけれど、無機質な都会の中で、SNSでつながっている友達とも言えない人間関係の中で、生身の人間の関わりがないから、気楽だとは思うけれど…
やはり人間が人間である理由と、人間が失ってはいけない最も重要な部分がすっぽりと抜け落ちてしまう!
そんなふうにここでお手伝いをしながらよくよく実感したのです。
あさっての朝には、さようならしますが、なんだか明日の晩またかなり飲まなきゃいけない感じ😂