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2022-01-10 17:22:00

感情論‼️

《回答で反対意見が出ると議論と言うより言い争いに発展しがちで時に発言しづらく感じます。多様な意見より学びを得たいとは思いますが何か改善する方法は無いでしょうか?》

 

これは、日本人がディベートを学ばせてもらっていないので、仕方のないことかもしれません。政経塾でさえ、弁論は教えても、討論は教えないんです。「できないから」というのが理由だと思いますが、これは日本人は討議しない民族であり、封建主義がそういう状況を作ったといえます。また、戦後の日本人が劣化するように作られた教育システムも討議させないというもので、ケンカなのか討論なのかを判別できる人も少ないようです。

 

そこで、私は「討議するとき」に、「これは各々の見解を発表するので、対立したとしても互いに学ぶところはあるという姿勢で行なってください」といったことを前提にして討議します。そして「曖昧な感情言語は使わない」という原則も設けます。たとえば「気に入らない」とするなら、「どこがどう気に入らないのか明確にしてください」といったことを前提として、その辺の「曖昧な感情言語」などをジャッジしてやっていきます。

 

また私が討議の当事者としても、「すみませんが今の部分をもう少し具体的に言っていただけますか?」といったように、あくまでも「論の問題」であることを強調して討議します。

 

「感情論」でさえも、「いまのは感情論だと思うんですが、そこはもう少し丁寧に論じませんか?」という風に、扁桃体の感情思考から、前頭葉の理性や知性による議論に変化させるんです。